本文へジャンプ

デシカント空調機

最近、長期優良住宅とかの刺激策が出てきて
住宅についての研究開発が促進されてきて
新技術が、さまざまに出てきます。
そういうなかに、耳慣れないデシカント空調機というものがあります。
一流ホテルなどではこういう空調が実際に採用もされている
ということだそうですが、
不勉強で、知りませんでした。
以下、新晃工業、というこの分野のメーカーのHPよりの抜粋。

デシカント空調システムは、湿度と温度を個別に制御することが可能で、各要素技術や空気経路の変更で様々な特徴を出すことが可能です。
デシカント空調システムの特徴を以下に示します
デシカント空調システムは冷却コイルを用いた冷却除湿システムと比較して、過冷却防止のための再加熱エネルギーを必要とせず、再生熱源に排熱などを利用すると省エネルギー効果があります。

露点から離れた温湿度領域で湿度をコントロールするため、健康阻害要因であるダニやカビの繁殖を抑制し、室内空気質を大幅に向上させることが出来ます。
比較的大風量や大きな潜熱負荷にも対応可能で、湿度制御を幅広い範囲で行うことが可能です。
高温低湿冷房や低温高湿暖房を行うことができる省エネルギー空調システムです。
フロンや温暖化ガスの使用を大幅に制限できます。
再生用熱源として排熱や蓄熱の利用が可能です。
湿度と温度の制御が個別に行われることから、他の空調機器とハイブリット化するこが可能です。

っていうことだそうです。
で、きのう、実際に住宅サイズの建物でこのシステムの実験導入がされている
意欲的なモデルハウスを見て参りました。
実験的とは言っても、装置には700万円のお金がかかっているそうで、
まぁ、ちょっと一般住宅レベルの話ではないのですが、
システムとしては、パッシブ換気をベースに
さらに蓄熱の工夫とか、潜熱回収の工夫とかてんこ盛り。
システム全体の設計とか制御はまだ、経験値の蓄積段階のようで
東大の研究室などがデータを取っている段階のようです。

いわゆる「ここちよさ」ということについて
先端的にそれを分析して探求しよう、
それを一般住宅レベルで実現可能性はあるのか、
っていうような研究開発ですね。
まぁ、概念を頭のなかで整理して把握することが
すぐにはできないような事柄で、
凡人は、なかなか苦労させられると、実感させられました(笑)。
この研究住宅を作った方は、社会人入学枠で東大に入学している方で
まことにその研究意欲には敬服させられた次第です。
<写真は、富士山の伏流水飲み場>

北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」

You must be logged in to post a comment.