住空間のメインステージはどこになるか?
最近の家づくりを見ていて、住宅の中心がどうも「リビング」から
もっと違うエリアに変わってきているように感じる。
リビングはいごこちのいいソファで家族団らんを楽しむイメージの空間だけれど、
それって食事がおわったあとのくつろぎの情景。
くつろいでいる家族の輪の中に後片付けが終わった主婦は
相当遅れてしか参加できない。
いま主婦は家にあんまりいられない女性社会参加の時代。
主婦の家事労働時間はどんどんと縮小してきている。
ワーキングウーマンである主婦が主流になってきた。
彼女たちには時間が圧倒的に少ない、
もっと合理的な時間節約型の住空間になっていくのではないか。
そう、食べる空間と調理する空間に中心が移動する。
そこに「家族団らん」のメインステージが移ってきている。
「もてなし中心空間」ではなく、時間節約型空間に志向が向かっていく。
北海道の住宅は、性能面でニッポンの住宅をリードしている。
「あたたかい家がいいっしょ」という合理的な選択が、
次には日本人のライフスタイル変化でも主導するかも。
北海道のワンルーム空間志向は全室暖房を選択した結果の「間取り」変化ですが、
この住まいの機能の中心移動も、どうも合理的選択として起こっていく。
【特集】 キッチン&ダイニング
「食べる」が主役の家づくり
Case.01「食卓を囲む暮らし/集いの場」 Atlier Casa
Case.02「家族との団らん/朝食を大切にする間取り」 遠藤建築アトリエ
Case.03「つくる+たべる=仕事の活力/もてなしのDK」
ヒノデザインアソシエイツ
Case.04「のびのびとした自由な暮らし/「見せる」土間キッチン」
アトリエサノ
Another Contents
●子育て世代の住宅取得術
●暮らし豊かに。Re・home
●連載 Q1.0住宅デザイン論 〈新住協 代表理事・鎌田 紀彦〉
●連載 いごこちの科学 NEXTハウス9 <東京大学准教授・前 真之>
●新築ルポー住まいのカタチー
●北の建築家
「母恋の家」 佐々木 夕介
「余白のある家」 堀部 太
3月16日~23日までにご購入された方は、
一部地域の方を除いて、28日までに配送致します。
Replan北海道版116号の書店発売は、3月28日です!
◎最新号についてはコチラ↓
www.replan.ne.jp/content/bookcart/b1hok/h116/index.php
◎年間購読のお申し込みはコチラから↓
www.replan.ne.jp/content/bookcart/nenkan.php
Posted on 3月 17th, 2017 by 三木 奎吾
Filed under: リプラン&事業, 住宅マーケティング
コメントを投稿
「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」
You must be logged in to post a comment.