雑誌の編集では最近の傾向として
平屋とか、コンパクトとかミニマルの傾向を反映したような企画が好まれ、
そういった取材とかに力が入るのですが、
わが家は子どもが巣立って未活用領域が広がっている(笑)。
巣立ちはしたけれど、たまの帰巣本能にも親としては応えたい。
いま、娘がわが家で愛ネコとともに一時滞在中。
婿さんと住む札幌での新居の準備作業の基地として利用している。
そこでわが家、延べ床86坪の広大さを活かして
3階建て1階部分25坪を全部提供している。
って大面積なわけですが、これには悲しい物語がある。
わたしはこの自宅を事務所兼用住宅として1991年に建てた。
最初から2用途で60坪を超える面積だったのですが、
はじめのうちはスタッフの想定人数は5−6人限と考えていた。
企業として大きくするより家内制住宅メディアを想定していた。
ところが、案に相違してスタッフの人数はどんどん増えていった。
あっという間に10人を超えてしまうハメになった。
あわてて数年後、増改築したのがいまの広さ。
しかしそれも限界に達し、近所に土地を求めて事務所を新築移転した。
ということで、もともと専用住宅としては大きすぎるのであります。
そこから子どもたちは2人とも巣立ったので、いまは夫婦ふたり。
なるべく使わなければと1階はわたし1人で、カミさんは3階を利用。
2階はリビングとして使っているという状態だった。
このあたり、悲しいかな人生設計の見通しは人間なかなかできない。
で、いまは3階の坊主のもと部屋を書斎で使用中。
これがなかなかいごこちがいい。
なんといっても3階の眺望というか、遠くまで見晴らせるここちよさ。
坊主はあんまり勉強机としては利用しなかった(笑)のですが、
L字型で造作した机は、わたし好みでいい感じ。
すっかりここで書斎生活もいいなぁと、再発見のよろこび。
まぁ無計画のそしりは免れませんが(笑)
これはこれで、楽しくわが家ライフを満喫であります。
Posted on 3月 10th, 2017 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅マーケティング
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