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【工務店マーケ・相模&ZEH・南野両氏講演】

最近ふたたびエネルギー関連企業の住宅関連の動きが活発化しています。
とくに北海道電力さんのいろいろな動きが特徴的。
スマート電化普及というテーマで、昨日は
ZEH北海道を推進している南野一也さんと、
新潟からオーガニックスタジオ・相模稔さんという組み合わせの講演会。
どちらも旧知のおふたりなので、取材と言うことでお伺いしました。
なんですが、わたしも来週末に講演があって、
ちょうど講演データの作成まっ盛りのただなか。
ユーザー向けの講演を依頼されているのですが、
それぞれZEHと工務店マーケティングという明確なテーマでは
最先端のおはなしを聞けるので、大いに参考にしたいと駆けつけました。
講演前のあわただしい時間の中、ごらんのように意見交換。
最初は、南野さんのZEH講演であります。
ご存知のように、経産省のZEHについては北海道は全国最低の0.6%。
昨年の総数でわずかに70棟。うち地域工務店は21棟という状況。
どのようにこの状況を盛り上げていくのか、
さまざまな角度から掘り下げての提起がありました。
目指す方向性が間違っているというものではないので、どう盛り上げるか、
いっしょに知恵を絞っていく必要があると思います。
やはりある筋道が見えてきていますね。

一方、続いての工務店マーケティング全般をテーマとした
相模稔さんの講演では、いろいろおニューな内容が開示されていました。
とくにわたしが再発見したのは、「マインドシェア」という概念。
通常「シェア」という概念は大ぐくりの市場占有率的なとらえ方になりますが、
相模さんの認識では、顧客が注文住宅建築において
依頼したい工務店との対話関係、その認識の「占有率」という概念でした。
言うまでもなく住宅を頼む側は、いい相手といい家を作りたいと願っている。
そこで形成される「市場」は、ユーザーの心理の中に構築される。
その世界の中で、どのように自社の占有率・好感度を高めるのか、
多くの企業が最大多数の無名性の「顧客」を想定している中で、
ある性向に激しく反応する自社の「ファン」を系統的に涵養し、
そのひとびとに対して、企業価値をさらに高めていくように
シェアを高めていくという考え方だと思います。
注文住宅という世界でのマーケティングとして、本道だと思いました。
だから一般的企業が無意識に落ち込みやすい
競争の激しいレッドオーシャンでの競争戦略は間違っても採らない。

そのほかにも、両氏からはたくさんのヒントがいただけました。
さてわたしの方の講演データ作成、頑張らねば(笑)。

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