って、知っていましたか? 東北以南では、
ほとんど知られていないと思いますが、北欧では標準の暖房設備。
北欧では、電気料金が比較的に安く、暖房も電化が多いのですが
設備としては薄手で、インテリア的にもすっきりしたこのパネルヒーターが多いのですね。
で、このオイルパネルヒーターは、なかに充填されたオイルが温められて
パネルを暖め、そこから輻射熱的に室内を暖める、という方法。
ですから、このオイルパネルヒーターそれぞれで完結しているのですね、
繋がっているのは、200V配線に対してだけ。
一方、日本では、パネルヒーターによるセントラルヒーティングというのが、
北海道地区でベースになった暖房形式。
このセントラルヒーティングの場合、ボイラーで温水を温度上昇させ、
それを配管を通して家中のパネルヒーターに伝えていくわけです。
したがって、宿命的に暖房配管工事の優劣がメンテナンスに直結します。
この暖房配管が、技術的に進歩した北海道では標準的なのですが
本州地区では、ここの配管施工技術の蓄積が、乏しい。
そういう問題点をとらえて、本州地区以南では
高気密高断熱の暖房熱源としては、むしろオール電化の方が
すみやかな普及を見せているというのが実態。
ただし、そうなると暖房装置としては、やや大型な
電気蓄熱暖房器がメインになるわけです。
わたしの家でも、電気蓄熱暖房器を暖房リフォームとして入れましたが
(先日のブログをごらんください)ドーンとした大空間では、そこそこに収まります。
しかしそれ以外の場所では工夫も必要。
そうした点と、メンテナンスの楽さ、というポイントで
いま、北海道地域で人気が高まっているのが、この電気オイルパネルヒーターなんです。
実際には、メインの暖房としては蓄熱暖房器を入れながら、
このオイルパネルヒーターを組み合わせて使うと、
コスト的にも、使い勝手でもちょうどぴったりして、メリットが高いのだそうです。
また、本州地区でも同様に、オール電化設備のバランス的に
これも組み合わせての利用が、効果的だと考えられています。
さらに通電時間を節約する装置の付いているタイプもあって、こまかく
オンオフすることで、電気料金の節約を考えている点が、人気とか。
オール電化の暖房設備に、まったく新しいバリエーションが広がるのが
最大のメリット。ごらんのように簡単に着脱もできるので
なんといっても、メンテナンスがかんたんにできます。
ウォームビズ、って、なんといっても家の暖房、および性能が一番のポイント。
ユーザーのみなさんも、
ぜひ豊かな商品知識を持っていただきたいと思います。
適材適所、かしこく選択していきたいものですね。
Posted on 12月 10th, 2005 by replanmin
Filed under: 住宅性能・設備
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