さてきのうは、前日の「エコハウス研究会」全国大会を受けた
都内住宅建築鑑賞のオプションツアーであります。
昨年の第1回では、スケジュールの関係で参加できなかったのですが、
建築家・丸谷博男監修による「目利き」と「マッピング」
によるセレクト物件を、都合7時間近く巡り歩くもの。
北海道では住宅建築を見学鑑賞して歩くには
バスなどの手段であちこち移動しながら
集団で見学、研修するという企画が多く行われています。
わたしどもでもそのガイドを拝命するという機会が多いのですが
東京ではなかなかそういった機会に恵まれない。
まずは道路幅が狭いのでバスなどの集団移動手段に
多くの制約が加わってきて、移動の自由が確保しにくい。
公共交通機関や、タクシー、徒歩というような手段になる。
そうするとコンダクターのアセンブル能力が高いレベルで不可欠。
そういった制約があって、そうしたツアーは、なかなかない。
そういうなかで、コンダクターに丸谷博男さんというのは
まことに贅沢な、いわばハマり役(失礼)を得た企画。
ということで、暖冬の中、都内、といっても
70万㎡キロ、人工80万人という「世田谷区」地域を
集中的にあちこち行脚致しました。
独身の頃、都内での生活体験があるとはいえ、
こんなふうにディープに住宅街である世田谷区を歩くのは
まったくの初体験であります。
巡ってきた住宅・建築は20物件以上に上りました。
そのそれぞれがブログテーマ1件以上に相当する(笑)。
まことに困ってしまうほどの一挙大量情報取得であります。
ということですので、
これからシリーズで、断続的にその模様を記載していきたいと。
今回の写真は、上が隈研吾の「東京農大・食と農の博物館」、
下が前川国男「世田谷区役所・区民ホール」。
で、総歩行距離はいっしょに参加された方の推定で12~13キロ。
わたしはそこからさらに東急・用賀駅にたどりついて
渋谷〜浜松町〜羽田空港〜新千歳空港〜札幌自宅と、
まさに疲労困憊のチョー長距離移動になっておりました(笑)。
移動開始は午前8時から真夜中23:00までです。
しかし建築の魅力というのは、疲れを忘れさせてくれますね。
ここちよい疲労感をたっぷりと味わえた次第であります。
丸谷博男さんに深く感謝致します。
ではでは、明日以降の断続的ブログシリーズに乞うご期待!
Posted on 12月 9th, 2015 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅取材&ウラ話
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