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盛り上がったQ1.0セミナー

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昨日30日の日曜日、札幌で「そうだったのか、高断熱住宅」と題された
一般ユーザー向けのセミナーが開かれました。
このブログでも以前から取り上げてきているQ1.0〜キューワン〜住宅を
一般のみなさんにアピールしていく試みです。
天気は一日中雨。という悪コンディションでしたが、
なんと120人という多くのみなさんが熱心に集まりました。
正直、ここまでの参加があるとは想像以上。
う〜む、すごい熱気。
中心は、地元・北海道新聞で執筆記事が連載された、
新住協代表理事の鎌田紀彦・室蘭工大教授の講演です。
めざすべき住宅性能の基本をわかりやすく解説しました。
やっぱ、まだ寒い住宅がたいへん多いというのが現実なんですね。
みなさん、食い入るように真剣に聞き入ります。
新聞記事を見た人から「断熱改修」の要望が相次ぎ、現在4件の工事が進行中とか。
多くのユーザーにとって、既存住宅の性能環境はもっとも関心の高い点。
住宅性能の向上で暖房消費の熱エネルギーを半減させようというのが、
このQ1.0〜キューワン〜の最大ポイントです。
折からの灯油の値上がり、エネルギー価格の上昇を受け、
この運動、大きく盛り上がりそうな予感です。
多くのみなさんもきっと不安な気持ちでいるのが、
鎌田教授も指摘した現在のエネルギー価格の上昇ということ。
単にイラク戦争の趨勢にかかわらず、中国の経済発展にともない
今後かなりの長期にわたって、
世界的に石油不足基調が蔓延しそうと指摘されました。
エネルギーへの依存率を下げ省エネな住環境を実現することは、この状況のなかでは、まさに待ったなしの課題です。 そういう危機感が、多くのひとたちに広がりつつあることが、ひしひし実感できました。
 
エネルギーを大量に消費して
室内熱環境を、いわば力づくで快適にしようというのは、
もう許されなくなって来ています。
限りあるエネルギーを、効率よく活用していく知恵と工夫がなにより大切。
住宅建設の場での省エネに向けた研究努力を、
あらたなレベルに押し上げていく必要性が、さらに高まっています。
来週土日から、このQ1.0〜キューワン〜住宅の公開も開始の予定。
いくつかの住宅を取材しようと考えています。
みんなで、いっしょに考えていきたいですね、省エネ住宅。

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