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人間社会発展と人ひとりの創造価値

2031

以前に一度ブログで書いたことがあるのですが、
昨年夏にふと訪れた国立科学博物館で初めて知った知見。
「日本の累積人口」という指標が示されていました。
累計って、約5~6億人だそうです。
約12000年くらいと推定されている「縄文時代」で
縄文時代前期:620万人
縄文時代後期:1500万人
前期と後期に分けるのは、概算の把握を難しくするので
2100万人が、12000年にわたって生息していたといえる。
以降、同様に、
弥生時代(約1500年):2380万人
奈良・平安時代(約500年):1億540万人
中世(約400年):8490万人
江戸時代(約270年):1億790万人
明治・大正時代(58年):4490万人
昭和・平成時代(89年):1億2620万人
っていうように把握することが出来る。

例を縄文時代について考えると
平均寿命について、いろいろに考えられるでしょうが
粗々に30年と想定すると、12000年の間に500世代くらいの
更新があったのではないでしょうか。
この間に縄文の祖先たちは、どのようにこの列島社会に
生活文化の蓄積をもたらせたのか、って考えるのが楽しくなってきた。
同様に、それぞれの時代区分において、
日本列島社会がどのように変化したのかをあきらかにできれば、
人間社会と個人の営みとの相関関係、
人ひとりの「なせる仕事の総量」のようなものが推定できないだろうか、
っていうような妄想を抱いております。
こういう風に考えると、すぐにわかるように歴史発展には
「加速度」というようなものが付いているのだと思います。
先人の為した仕事の総量の上に立って、
次の世代はそれを前提にしながら、新しい「価値」をこの社会に
積層させて行っているのだと知れる。
そして、まったくつながりのない個人によって
こうした進歩発展が担われているのではなく
すぐわかるように、主に血脈とか家系というような形で、
まさに「世代更新」しながら、こうした営みが永続してきている。
ある人間の抱いた「夢」とか「理想」というようなことも
人間社会の大きな発展要因として、ことを動かしていく。
大きな「流れ」のなかで、自分一個の為すべきことについて、
「累積人口」と社会発展というように把握することで
いろんな新しい知見を得られるのではないかと、妄想しております。

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