本文へジャンプ

天然ガスの「面的利用」

7524.jpg
天然ガスはわかる。
自然エネルギーであって、クリーン性はきわめて高いエネルギー。
でも、「面的利用」ってなに?
面倒なのかなぁ(笑)、などとダジャレも頭に浮かびつつ、
パネリストにJIA出江会長や、北海道の建築家・中山真琴さん、
札幌出身で商業建築などの作品の多い笹森則次さんなどの名前を見て
急な知らせでしたが、「報道席」にて見てきました。
あ、要件を書いていませんね(笑)。
どうもガス会社の関係で国から既存街区のビル建築などで
エネルギーを天然ガスに転換して、
2以上の建築物のエネルギーを共用するようなプロジェクトに対して
補助金が出ることになったそうで、
その全国的啓発として、まずは札幌でセミナーを開催することになったのだそうです。
まぁ、街づくりというようなテーマに関わることから、
JIAのみなさんに声がかかって、こういうセミナーとなったようですね。
ううむ、どうも背景説明がかなり、こんがらかっていますね〜。
JIA出江会長のご意見は何回か、聞いておりまして、
あのご意見と、今回のこの補助金のお話しがどうつながるものか、
まぁ、こっちは気楽な立場ですので
講演セミナーを「取材」させていただいた次第です。
小型のコージェネに対して補助金が出ることになりました。
なんと、設計料に対しても1/3の補助金が出ますよ、ということ。
JIA出江会長からは文化の面からの街づくりへの基調的な提言がありました。
珠玉のような力とイマジネーションのある言葉が
つぎつぎと氏の語り口からは飛び出してきます。
まことにその通りと頷けるようなお話しばかり。
やはり、選挙で戦ってJIAの会長職に着いただけに、旬を感じさせる
ひととしての迫力のようなものを感じずにはいられません。
一方、札幌地元の2人の設計者からは
そういう提言と深く同意するようなお話しが聞かれました。
お話しの総括としては、
セミナーのテーマとはどうなんだろうとは思ったのですが、
やはり美しく愛着を深く持てる街とはどう作るべきであるのか、
ということに集約されていたように思います。
建築家のセミナーなので、当然の成り行きですね。
中山さんからは
バルセロナの街の市長さんの奮闘ぶりが報告されていました。
結局、よい街を作っていこうと考えれば、
一建築家だけの範疇は超えてしまう部分なのでしょう。
このあたり、現実はなかなか難しいですね。
出江会長の、「本物の素材を使うべきだ」という考えはまったく同意するのですが、
そういう素材を使えないようにしているのは
「防火基準による材料の規制」が結果しているのは明らか。
燃えるからと、住宅地でも木材を外壁に事実上使えなくしているのは
国が定めている法律のせいなんですね。
コスト的にも見合う、ということを考えていくと
事実上、化学製品であるサイディングを使うしかないのが現実。
むむむ、さてどうすべきなのか?
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」

You must be logged in to post a comment.