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なんでも燃やせるボイラー

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長野県の住宅で実際に使っている事例をはじめて見たボイラー。
このボイラー、家庭で出るゴミ、
プラスチック以外はなんでも燃やせるというヤツ。
まぁ、ゴミ焼却炉をコンパクトにして
家庭用にしてみたんですけど、というものなんですね。
このお宅では、暖房給湯用に利用されていました。
家の外の物置に設置して
まぁ、なんでも食べてしまう焼却炉。
デザインは至ってシンプルで赤いハンドルを回して
焼却炉を開口させて、どんどん放り入れればいいということ。
薪ストーブは燃料になる薪を入手するのがひと苦労。
ペレットストーブも、いまのところ燃料代が高く付く。
それらに比べて、どんなものでも燃やせるという利点はいい。
確か、FFタイプで燃焼用の空気は外部から取り入れ、
排気も外部に排出できるので、家の中でも使える道理になっている。
燃焼効率がよさそうなので、それほど燃焼廃棄物の心配はなさそう。
っていうことで、いいかなぁ、
ちょっとわが家でも検討しようかなぁ、と考えたんです。
わたしとしてはこういうモンスター的なデザイン、
眺めて暮らすのは全然オッケーなんですが、
さて、家族がなんというか、っていうところ。
これだと家庭で取っている新聞紙やチラシ、
勝手に折り込まれてくる宅配チラシなど、
わざわざ、リサイクルに回していたものがそのまま、燃料化する。
薪といっても、建築廃材などでもまったく問題ない。
薪ストーブの薪って、けっこうデリケートなもので
広葉樹系の脂身があって火持ちする樹種でないと不都合が多いと聞きます。
そういう気遣いは一切不要。
っていうことなんですが、
まぁ、デザインでしょうねぇ・・・。
わたし自身は、こういう機能性の美しさのようなものに
ある種、親近感を持つのですが、
一般的には、やはりもっと女性的な洗練が求められるのでしょうね。
ことしは実に多様な暖房形式が話題に上ってきます。
ヒートポンプ暖房が実際的な選択枝になってくるものかどうか、
いよいよそうした議論が起こってきているのですね、北海道でも。
地中熱利用タイプはいろいろ面白そうなんですが、
やはり設置コストが問題になってくる。
掘削の費用が大きいのですね。
なので、そうなると簡便なのは空気熱利用タイプ。
これが進化してくると、日本は一気に「環境先進国」として
次世代の経済成長技術を得ることが出来るのではないか、といわれている。
北海道で空気熱源タイプが実用化できれば、
ヨーロッパ市場などは一気に制圧できる。
ロシアの暖房技術者が、北海道に来てさかんにこの空気熱利用ヒートポンプに
注目していると語っているそうです。
ヨーロッパ製品と比較して、日本の製造管理技術はずば抜けているので
実用段階に至れば、世界市場を席巻すると踏んでいるようなのですね。
ということなのですが、
外気温マイナス30度になる北海道の寒冷気候の空気の中から
熱を取り出す技術というのは、そうは問屋が卸してくれない状況。
そのほかにも燃料電池とか、技術発展が待たれるものが
目白押し、というのが現状なんですね。
混沌とした状況で、たとえばロードヒーティングなどでは
地中熱ヒートポンプが実用レベルとしてのメドがついてきた感じでしょうか。
寒さも、景気も吹っ飛ばすような
実用技術の大発展を期待したところなんですが、
さてどうなっていくのでしょうね・・・。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び

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