っていうような夢物語、固唾をのむところ。
この件については、まだ結論は出ない。
早くて今日の午後でしょう。
わたしは、本当は北海道は独立を考えても良いと思っている人間です。
とくに住宅に関わる仕事をしてきて
その断熱技術やその結果としてのデザイン、
さらにライフスタイルのありよう、移り変わりを見ていると
関東以南のニッポンよりも北米カナダや北欧の国々のほうが
現実的にはより具体的な目標であり、
たぶん、全体レベルとしての住宅性能技術では
世界的に見て、はるかに先進的な地域になっていると思っています。
Q値1.6というレベルの断熱性能が、
現在建てられているごく普通の住宅で実現していて、
推計では5割近くに達しているというのは、
すごい住宅先進地だと思っているのです。
その実現した住宅性能で過ごされる暮らしが、
今後どのようなライフデザインを作り上げていくのか、
それが、21世紀のわれわれ北海道人の大きな使命ではないかと
そんなふうに思っているのです。
住宅デザインの件で言えば、断熱を考慮しない温暖地の常識に
無意識に依存しているようなデザインは、
それがどんなにカッコいいとしても、
ディテールにおいては、絶対に翻訳コンニャクしなければ作れない。
作ったとしても、永続的な存続可能性はきわめて低く、
人間の居住環境としては、けっしてオススメできないと思っています。
ところが、政府は東京という年平均気温が16度前後の地域に存在し、
年平均気温が札幌でも8度という北海道には
同じ基準を共有することには、たいへんにストレスを伴う。
住宅建材の世界標準基準は、ドイツなどがリードするようになってきて
こうした差異は、きわめて大きくなって来ている。
そのように考えてくると、少なくとも
住宅の性能・デザインの両面で、独立的にものを考え、
むしろ、ニッポンに産業輸出するようなスタンスを取るべきだと思うし、
地域経済の活力として考えてもこうした考えは必要だと思う。
ぜひ北海道の政治をリードする方たちには、心してもらいたいと思っている。
そんな思いを重ねながら、
スコットランドのことを見ています。ハラハラ・・・。
Posted on 9月 19th, 2014 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅性能・設備
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