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【舞台視覚のアスペクト比/日本人のいい家㉛-4】

テレワーク全盛時代。わたしは普段、Macで作業をしております。 Appleはパソコンメーカーのなかで一番「画面解像度」数値に敏感な企業。 パソコン黎明期からユーザーにとってどういうアスペクト比が最適か、 それこそ最先端で […]

【若衆とムラ共同体文化/日本人のいい家㉛-3】

船越の舞台は妻を正面に見せた入母屋造で、大棟端部には鰭に籠彫様の 菊水の文様をあしらった「若」と刻んだ見事な鬼瓦を乗せています。 このように文化施設・舞台建築の頂部に若の文字を乗せるのは、 多くのムラ共同体でその文化面の […]

【舞台の「からくり」建築技術/日本人のいい家㉛-2】

写真は「三重・船越の舞台」の縁の下空間、回り舞台の回転部地下。 画面の真ん中に太い「操作棒」が下がっています。 舞台の上の役者さんの動きに合わせて床を回転させる仕掛け。 円形にかたどられた石の基礎に木での回転仕掛けが造作 […]

【江戸期漁村の豪華舞台/日本人のいい家㉛-1】

きのうまでの富山県五箇山の合掌造りから、 まっすぐに南下した地図位置の三重県の漁村「船越の舞台」。 住宅ではなく幕末期に創建の「舞台」です。 江戸期は封建の時代であり、各地域が経済的な発展を競っていた時代。 たとえば薩摩 […]

【合掌造が愛されるワケは?/日本人のいい家㉚-7】

岐阜県白川郷・富山県五箇山といわゆる合掌造り民家群が残ってきた。 どちらも日本列島中部山岳地帯の深い山中にあって 冬は豪雪にさらされる地域であり、交通の便からは隔絶した地域だった。 そうであるのに、いま「日本民家園」とし […]

【合掌造りの火薬生産利用/日本人のいい家㉚-6】

先日、この奥五箇山の合掌造りでの床高が写真確認できないと書きましたが 別の五箇山合掌造りの家のストック写真から、一番上の写真を発見。 たしかに「ふつうの利用」では合理的とは言えない床高と確認。 この床下空間で塩硝づくり工 […]

【郷愁はあるが復元希望はない囲炉裏/日本人のいい家㉚-5】

日本人が明治以降徐々にそのいごこち体験から遠ざかってきた囲炉裏。 日常生活でこの囲炉裏から別離したのは、最終的には戦後なのかも知れない。 逆に言うと離れてからまだ60-70年くらいの時間しか経過していない。 それ以前には […]

【合掌造「いごこち探究」の到達点/日本人のいい家㉚-4】

蓮如の陰謀、そして家水道などナゾ多き五箇山合掌の家。 見学時にはいろいろ気付かないことが多いことも残念ながら事実。 基本的には見て感じたことが優先事項なのだけれど、 細部を調査していくと、見学時の体験にまったく違う見方も […]

【古民家の屋内「水道」施設/日本人のいい家㉚-3】

いろいろと驚くような歴史の深奥が見えてくる奥五箇山の山田家住宅。 さらに驚かされたのが、ウスナワと呼ばれる台所空間に鎮座する「水道」。 懸樋(かけひ、もしくはかけい)という装置で外の水源から 家の中にまで竹の節をくり抜い […]

【蓮如が宿泊の「一向一揆」空間/日本人のいい家㉚-2】

よく日本人は無宗教だというように言われるけれど、 温故知新すると日本人と宗教の関係って、奥行きが深く根がらみ。 この国で中央政権が本格的に機能し始めた段階から 「鎮護国家」思想で全国に「国分寺」「国分尼寺」を建立し その […]