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北海道にもあった板倉建築

板倉という建築工法は、いまやあまり目に触れることもない工法ですが、 正倉院の「校倉」は、この板倉が原型であり、 日本古来の木組み工法といわれています。 この工法の研究者である筑波大学名誉教授・安藤邦廣先生の 概念規定は以 […]

貴婦人の気品 1908年築 函館・香雪園 温室

今週はこの函館・香雪園にて撮影した写真を中心に、 函館の文化風土について探求してみたいと思ったのですが、 つい、雑誌の方のご案内をうっかりしていたことに気付いて そっちの方をアナウンスしておりました。 それはそれで、多く […]

函館名勝 旧岩船氏香雪園・園亭

一昨日に若干、ブログで触れた函館市見晴町の 名勝香雪園園庭に建てられた中心施設建築・園亭であります。 この香雪園は、江戸末期から明治に掛けて 新潟県の岩船地区から移住されてきて 函館を中心に、反物などを扱って繁盛されてい […]

用の建築、農作事小屋の正直さ

ときどき、廃屋とかの類に無性に惹かれる習性を持っています(笑)。 このブログでも、たまに「なんじゃこれ」というヤツを載っけたりして きっと、顰蹙を買っているのではと密かに怖れております(笑)。 しかし、本性はどうやっても […]

家と屋根の有無:隈研吾審査・学生コンペ

昨年12月2日に、十勝管内大樹町にある、 LIXILさんの実験住宅群・メムメドゥスで昨年の学生住宅コンペ作品を 取材しましたが、そのときには実は工事が完成していなくて 屋根がかかっていない状態でした。 その上、この建物に […]

欄間という和デザイン

古民家や古建築、とくに本州以南地域のものを見ていて こういった伝承文化は北海道でどのように伝わっていくのかと、 しばし立ち止まるようなことがあります。 そういうなかでも、ほぼ北海道でいま建てられている住宅で 絶滅している […]

近代主義・プレハブの崩壊感

みなさんは、きれいなものばかりが好きでしょうか? 美しいものには、わたしも強く惹かれるし、そのために生きている そう思っているのですが、一方で、 ものが崩壊していく、崩れていく様を見るのも、 ときどき、強烈なうずきのよう […]

住宅再建・建築の動機とは?

先般、宮城県沿岸部の住宅復興状況を視察しました。 その時に、被災者のみなさんと向き合って どのように住宅を「再建」しましょうかと相談するときの会話内容について、 ある建築家が語ってくれたことが印象的でした。 津波によって […]

不揃いな玄関敷石たち

わたしはひとつの案件があって、出張に出るときには なるべく時間にゆとりを持たせて、住宅行脚、建築行脚を心がけています。 建築を見る、住宅を見るというのは、 ひとによって見方というものは違いがあるだろうと思います。 先日も […]

北海道の屋根問題の変遷、「雪庇」について

「雪庇(せっぴ、と読む)」って、やはり北海道だけの問題でしょうね。 北海道人は、雪の問題と住宅問題は同時進行で考えさせられてきた。 開拓期から戦前までは、本州地域で一般的だった瓦屋根だったけれど、 軒先に出来た氷柱を処理 […]