写真は先週、帯広から旭川に都市間バスで向かったときに遭遇した風景。
というか、四季折々、北海道の風景を見ているわけですが、
やっぱり、この時期の白銀の山々と青空のコントラストは最高。
なにも考えずに、この風景を眺めながら暮らせるのはやはり、一番自然でいい。
たしか、航空写真で北海道の風景を撮り続けている方がいて、
その方が、「北海道の自然は北半球でももっとも美しい」と言っていましたが、
本当にそう思います。
空気の透明感が全然違う、清涼感がすがすがしい。
近年、アジアのみなさんや、オーストラリアのみなさんが
この北海道のことを愛してくださるようになって、本当にうれしい。
きっと、海外のみなさんから見ると、宝石のような自然景観なのでしょうね。
雪が美しく現代的快適機能が整っているアジアというのは、
やはり東アジア世界の中でも、北海道が特異な位置を占めるのだと思います。
ロシアでは、いま、ウラジオストックを
300万人規模の極東エネルギーセンター都市として
発展させたいという構想があるそうですが、
近年はそういうエネルギー戦略の成功で発展するロシアなども
もっとも近い文化レベルの高い、自然豊かな観光地として
北海道へやってくる人たちが増えてきている。
これからは単に、日本の中の北海道という考えばかりではなく、
もう少し拡大した世界観の中で、東アジア地域全体の中で、
このわたしたちの風土の自然環境資源を
大いに利用する方法を考えていかなければならないと思います。
身近な住宅建築の世界でも、
ウラジオストックの高級住宅需要が、北海道の建築関係者に対して
オファーを出してきているというような現実も出てきています。
聞いてみると、現地では「木造」という概念がまったく存在しないのだそうで、
技術者のレベルが、考えられないほど低レベルだということ。
住宅のオファーはあるけれど、
それこそ、1から木造技術を持っていかなければならないのがネックとか。
しかし、北海道人も積極的にこういう世界の経済交流に
打って出ていくべき時代が、そこまで来ているのかも知れませんね。
国内だけの、景気がどうこう、だけでは生き残っていけない時代なのかも知れません。
Posted on 1月 30th, 2008 by replanmin
Filed under: 出張&旅先にて
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