ここんところ、仕事でシナリオライティングを行っておりまして、
そういう目線で事物に接する自分がいます。
で、息子につられて見始めた「あまちゃん」にハマっています(笑)。
AKB48という社会現象があって、
それをうまくNHKの連ドラとして取り込んでいて
その秀逸さに驚かされます。
きょうも見ていたら、どうやら今後の展開として
東北ニッポンからの東京拠点・上野にGMT47という地元アイドルグループの
拠点を作って、大いに盛り上げようという展開に引っ張っていく気なのか、
どうもNHKドラマの約束事からは大きく自由になっていて
テンポも軽快ですばらしいなぁと驚いています。
海女カフェの紹介シーンでは、あきらかに他局・テレ朝の
十八番番組、大改造劇的ビフォーアフターの
ナレーションや、カメラワークをパロっていて、
いまや、やりたい放題、自由気ままな展開に突入しています。
この調子が、たぶん、現在のドラマ時間2008年7月から
2011.3.11に向かって大団円を突っ走っていくのでしょうが、
いやはや、原作者・クドカンさん、してやったりでしょうね。
数少ないドラマのヒット作、
久しぶりに国民的規模で起こってきているようで、
まことに爽快感が漂っているなぁと思いますね。
大いに全国民に手に汗を握らせ、役者さんたちにやる気を奮い立たせて
登場人物たちのへきえきするような毒のある個性を全開にまき散らせて欲しい。
どうも最近はドラマの毒があんまり世間にまわっていない。
現状追認とか、現状否定、未来暗いというような
想像力よりも、なんとも面白くないことが進行している気がします。
ITの進展で、学歴偏重がいっそう進展していて
人材発掘が未来開発型になっていない、という記事が日経にでていましたが、
同感できる部分が大きい。
結局、人間の素朴な想像力がいちばん世の中を活性化させるし、
勇気を奮い起こさせるように思います。
みなさん、どうお考えでしょうか?
Posted on 6月 6th, 2013 by 三木 奎吾
Filed under: こちら発行人です
コメントを投稿
「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」
You must be logged in to post a comment.