きのうは札幌、比較的に気温も上昇し、
猛吹雪から解放されておりましたが、
しかし、3月も半ばになって来たというのに、積雪の多さは驚異的。
白という色は、ロシアでは悪魔の色とされているそうですが、
日本民族たるわれわれも、そのようなDNAへの親近感を持ちそうであります(笑)。
写真はわが家の1階のわたしの書斎大窓からの眺め。
家の形がちょっと変わっているので、
このような鋭角で外部と対しているのですが、
どうしてもこの部分に堆雪させておきたくなるのです。
本当は窓ガラスにとって厳しい環境になるのですが、
わが家の窓は3重ガラスなので、強度には問題ないだろうと思って放置しています。
できるだけ、家の外壁面側に堆雪するようにしていたのですが
今年については、もうやむを得ない。
しかしまぁ、どう考えてもこの状況は1カ月くらい季節感が遅れている。
2月の真冬、というのが今の札幌の実感。
これまで何度も、これが最後の冬の峠か、
というような降雪に見舞われてきたのですが、
必ずもっとひどい降雪がそのあとにやってくる(笑)。
山高ければ谷深し、と言われますが、
さて今年の春は,どんな風にしてやってくるのかどうか、
あまり大きく期待しないように、冬将軍さまのご機嫌を損ねないように、
毎日をやり過ごしている日々であります。
東日本大震災からきのうで丸2年。
そこを起点として活動してきた流れもあるのですが、
住宅復興というのは、なかなか顕著には見えてこない現実がありますね。
きのうのYahoo意見箱では、
住民合意形成よりも、スピード感重視で復興せよ、
という世論が大勢、79%だとか。
まぁしかし、そもそも設問の仕方にちょっと疑問も感じました。
復興について、どっちを重視する? 住民合意、スピード?
という設問では、大衆ヒステリー呼び起こしにしかならないのではないか。
また、フジテレビには石巻の地域商工会の方たちが出演されていましたが、
津波防御と地域景観・伝統の維持をどう両立させるのかという
合意形成には、やはり地域に根ざした知恵が不可欠なのだとも思わされました。
海と生きてきた地域社会にとって、
長大な防潮堤をこれでもかと築くことは、やはりもう限界に来ている。
問題は、日本のいまの意志決定システムや、その基盤的な考え方が
起こった現実に必ずしもアジャストしていないということではないか。
そんな思いも起こってきます。
息が長い活動になっていきそうですが、
できることは継続していきたいと思っております。
Posted on 3月 12th, 2013 by replanmin
Filed under: 「都市の快適」研究