きのうは奥州市水沢で取材。
最近の市町村合併の結果、新しい街が誕生してきていますが、
カーナビはなかなかデータを交換するわけにも行かず、
困ったことになってきている上に、
目的の住宅は新興開発住宅地のど真ん中。
例によって、枝番からは場所が推定できない、っていうか、
ほんのとなりでも、全然違う番地だったりするので、わかりにくい。
カメラマンは盛岡から、ライターさんは仙台から他のスタッフと同行。
それとディレクター役のわたしと、それぞれ車が違うので、落ち合えるまで心配。
案の定、一番地元に近いカメラマンが迷った様子。
住居表示って、それぞれの自治体、担当者によって、
付け方にルールってないのでしょうかね。
まぁ、こういう仕事らしい、愚痴ではありますが(笑)。
取材した住宅は、高性能Q1.0住宅。
新在来工法をベースに、壁の付加断熱を行い、床下ピット空間にパネルヒーターを
入れてセントラルヒーティングで全館暖房。
換気は第1種換気装置を導入している、という住宅でした。
設計施工は、木の香の家・白鳥さん。
とても細やかな設計で、名前通り素材の質感をたいへん重視した家づくりです。
写真は居間から上る階段周囲の様子。
木製階段の質感もいいのですが、その背景の壁の塗り壁もまたいい。
聞くと、桜島からの火山灰が蓄積した薩摩地方のシラスを
壁の塗装材として使用しているものです。
この薩摩シラスって、全国的にもけっこう好きな方が多く、よく見ます。
北海道では、珪藻土という宗谷半島地方の土壌から採取できる素材が
「多孔質」の性能値が高く、塗り壁材として使用すると
吸湿性、空気清浄性に効果が高いということで使われるケースが多いのですが、
素材としてはこの薩摩シラスの方が性能はいいのだとか。
<すいません、しっかり調べたりはしておりません(汗)>
素材の色彩なりに、塗り上げられていますが、何とも言えず
風合いの感じられる見事な素材感で迫ってきます。
こういうのって、写真ではなかなか表現しにくいのですが、
しっとりとした、吐息が吸い込まれるような、というような雰囲気とでも
言える感じなんですね。
高性能住宅としての重厚な壁厚が、こういう素材感で被覆され、
性能としても、質感としても、安心感の感じられる表情になっていました。
取材が終わって、またスタッフはそれぞれに解散。
水沢から青森まで移動するスタッフは、ここから約4時間後、
無事つきました、って連絡が入りました。
運転も大変なので、なぜかダイエット効果があるというドリンクを差し入れ。
そうなんです、運転ばかりしていると、運動不足にはなるわ、
ストレスはたまるわ、なので、ついパーキングエリアであれこれ、間食するんです。
これがあとで、てきめんでお腹周りに集中して参ります。
どうしても車移動の多い仕事、これには注意しなければなりません。
ところが、わたしのブログで食べ物テーマが多いので、
「編集長、どっかこの辺でおいしいラーメン屋さん、ありませんかね?」
って、スタッフから聞かれました。
「地元でもないし、そんなに、全国各地、食いまくっていないよ。むしろ小食系なんだよ、俺。」
って、やはり、説得力はありません(笑)。
でもみなさん、食べ過ぎ、ストレス食には気をつけましょうね。ではでは。
Posted on 2月 18th, 2007 by replanmin
Filed under: 住宅性能・設備
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