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旧伊達邸〜鍾景閣

忙しい日程の合間に、気がついたら土曜日ということで、
仙台から札幌に帰還する寸暇を突いて
ふと迷い込んだ、仙台市内の高速・仙台南インター近く。
道路脇に、「旧伊達家住宅」という案内看板。
こういう一瞬のこころのスキにはまり込んでおりました(笑)。
古民家、というにはやや由緒正しすぎて
身構えるような感じが否めませんが、
まぁ目の保養と言うことで、見て参りました。

由緒書きによると
明治になって、旧大名たちは「華族」という身分になったわけですが、
その一族が購入した邸宅なのだそうであります。
その後、仙台市が譲り受けたのですが、
そこからさらに、株式会社金魂というすごい名前の会社が
料理屋さんの建物として利用しているのだそうです。
お昼の会席コースとして3000円前後の値段で
ちょうど行っていたときは、配膳にてんやわんやの時間でした。
建物の由緒は以下の通り。

鍾景閣その誕生と歩み
旧伊達邸鍾景閣は明治時代後期仙台市一本杉に建造された住宅建築です。 
江戸時代は大名であった伊達家が明治時代に伯爵家の邸宅として創建され
戦後まで屋敷として使用されました。
伊達家は藩祖政宗以降13代にわたり仙台藩主としての地位にあった家系で、
明治維新後の版籍奉還によって華族の身分となり、
明治17年伯爵の位を授けられました。
大名であった江戸時代は仙台城が住まいでしたが、明治になって
一本杉にあった家臣佐々氏の下屋敷を買収して邸宅とし、
14代当主伊達宗基氏の時代に、後に15代当主となった伊達邦宗氏が建て直しました。
それがこの屋敷です。
昭和22年、昭和天皇が東北地方を行幸された際には
その第一夜の御泊所となり、一時知事公館ともなりましたが、
後に聖ウルスラ学院へ譲渡され、学校施設として利用されてきました。
昭和55年聖ウルスラ学院より仙台市に寄与され、昭和56年に解体後、
現在地に復元されました。
平成9年、今上天皇・皇后両陛下が、第48回全国植樹祭に行幸啓されたみぎり
ご休息御座所となりました。

っていうことのようです。
旧跡とはいっても
やはり使い続けていかないと、
建築はあんまり意味がない。
まぁよろしいのではないかと思っておりました。
しかし、株式会社金魂というのは
返す返すも、ものすごい名前で、仙台らしいというか、
あるいは、伊達家らしいというか、
ちょっと圧倒されてしまっておりました(笑)。

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