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寄り付き

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会津城の敷地内の茶室シリーズです。
門を入ると、いくつかの建物が植栽のなかに点在しています。
あんまり茶室って、興味がなかったのですが、こうしてみてみると面白い。
建物としては、この写真の「寄り付き」から始まって、
「中門」、「腰掛け待合い」というものがあって、
そのあとに、本来の茶の場である庵が続いているのですね。
それらが小道で繋がっていて、
その間を、計算された植栽が彩っています。
もちろん、喫茶と社交が主な機能である装置ですが、
建築で考えると、まさに芸術的な、感性的な表現そのものという建て物。
この「寄り付き」という建物、鮮やかな外壁の彩色が印象的。
下部はより濃い色合いで、ツートンカラーが施されてもいます。
先日見たような壁の作り方で、最後の土を塗り重ねていくプロセスで、
こういう色彩に彩色した土を使って仕上げた物でしょうね。
屋根の頂部には竹を使っています。
素材を強調させるかのように、やや建物から出っ張っています。
屋根は正目板なのか、塀の屋根素材と同様な木の皮なのか
判然とはしませんが、いずれにせよ、軽快感のある薄さが目立つ屋根。
壁には、大きなアクセントの円窓。
いやぁ、洒落ている。
現在遺されている建物はいろいろに劣化している部分があるのでしょうから
創建時の雰囲気を考えたら、まさにキッチュともいえる、
斬新なモダニズムそのものであったに違いない感じがいたします。
非日常的な、空間演出が意図されているのは疑いありませんね。
日本って、権力と、宗教や文化の関係性が面白いですね。
なぜ、権力の側は、城郭敷地内にこういう文化を必要としたのか?
逆にこういう宗教や文化は、きまって権力に利用されようとする、というか
パトロン的利用しながら、存在し続けてきた。
利休と秀吉の関係がいちばん、象徴的なのかも知れませんが、
発生の段階から深く権力と結びついてきた、という感じが強い。
後白河は、今様という、こんにちでいえば、流行歌のさきがけのようなものを
文化として育成してきた、というのを読んだこともあります。むむむ。
茶室シリーズ、もうすこし続けて参ります。
さて、きのうは日ハムも、上位3球団も全部、負けましたね。
下位チームは気楽に野球そのものに打ち込んでいる、
上位チームは、とにかく勝たねば、ということでプレッシャーガチガチ。
まぁ、これも面白い人間性そのものがあらわれてくる局面ですね。
でもまぁ、日ハムに思わぬ金村君問題、勃発。
事の真相も不明で、謝罪もするのかどうか、きょう明日の動きに注目せざるをえません。
ただし、チームの士気がこの一件でどうなるのか、
われわれファンとしては、心配でたまらないものがあります。
人間がやっていることなので、当然考え方の違いから衝突もあるのが自然。
しかし、一方で勝負事もかかっているので、
起こったことに、さてどう立ち向かい、対処していくのか、もきわめて大切です。
ファンとしては、チームがふたたび一丸となって
勝利への姿勢を高めてくれるように、念願してやみません。
がんばれ、北海道日本ハムファイターズ!

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