写真は会津若松城の隣接建物の復元工事の様子から、
土台の部分のものです。
建築の歴史ではこの「土台」の発明ってのが、ものすごい画期的だったのだと
聞いたことがあります。
手前側に少し角形に出っ張っている部分がありますね。
これは戦争用の建物なので、この出っ張り部分の下は空洞になって
ちょうど床面が開けられる装置になる。
そこでここから石などを落として、攻めて上ってくる敵を撃退するんですね。
そういう装置がこういう土台の造作で建築的に可能になった、
ということなんだそうです。
こんなふうに面的な構造で、建物全体の加重を受け止めて分散させることで
建物の形の自由度が増していったのですね。
場合によっては、水面に建物が張り出していくような形も
この土台で出来るようになったと言うこと。
でもまぁ、これも戦争の「実用」的な部分で必死に考えた結果のような
感じもしますよね。
どんな技術も敵に勝ちたいという本能的なものが、知恵と工夫を
生み出すものなのでしょうか。
きのうのブログ、保冷庫の話題に札幌の知人の工務店経営のYさんから、
メールをいただきましたので、内容抜粋で紹介します。
毎日みてますよ〜。
今日の話題、我々の周りでもかなりやっておりますよ。住宅内部が冬期間22〜23度になっていまして、家の中に涼しい場所がほしくなります。漬け物、ちょっとの残り物、等そこらに置いておくとすぐ痛んでしまいます。そこでキッチンの近いところに逆断熱空間を作り、断熱ドアをつけ、外気が入るレジスター等を付け、凍らない程度の食品庫をつくっております。
施主様より大変喜ばれております。
ビールがいい温度になる、余ったお寿司をいれておいても固くならない、等好評です。
住宅の性能があがれば是非必要になると思います。
ということで、ありがとうございました。
Yさんは、わたしも賛同している工務店のネットワークグループの中心的メンバー。
今度の勉強会の打合せも一緒にやっております。
さて、ファイターズはきのうも辛勝して、80勝到達。が、
西武も勝って、逆にあっちに1位マジックが点灯、という
わけわかんない大混戦状態になっています。パリーグ。
引き分けの計算方法がなかなか難しくて、
単純に最多勝チームが優勝するわけではないのですね。
うーむ、ま、なんでもいいけど、こうなったらデスマッチ。
いけるとこまで、負けないで食らいついていきましょう!
Posted on 9月 20th, 2006 by replanmin
Filed under: 住宅性能・設備, 古民家シリーズ
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