ごらんの写真は山形市に建てられた住宅の「物置」スペース。
Q1.0レベルの性能を持つ高性能住宅です。
気密と断熱に配慮していくと、室内の気候条件は人間の居住に適したものに
コントロール可能になります。
そのこと自体は素晴らしい技術ですからいいのですが、
たとえば漬け物であるとか、外気温レベルの方が都合がいいという
保存用のスペースというのも必要なものです。
性能が良くない住宅であれば、特段考える必要がないこういう部分が
むしろ、意図していかないと作ることが出来なくなってくるわけです。
この家では、台所に開けられた北側の勝手口に隣接して
このような収納スペースが造作されていました。
建物の中の階段下の部分に当たるところの裏側になります。
デッドスペースを外側からの収納として物置使いしているのです。
断熱気密は、このスペースをぐるっと囲むように施工していますので、
この内部は温熱条件としては外部になります。
北側ということもあって、日中の温度上昇も少なく、
年間を通して「保冷庫」のように利用できますね。
台所に近くて、たぶん漬け物保存などにはぴったりの場所。
最近の家庭では漬け物文化は廃れていく一方で、
都会の子どもたちは漬け物はスーパーにあるもので、
家で漬け込むものというような感覚がなくなってきているものと思います。
北海道でも、市場関係の人に聞いても年々、越冬前の時期の
大根などの大量販売がケースが少なくなってきているのだそうですね。
それぞれの家庭でいろいろな味わいの漬け物があって、
いろいろな食文化が伝わっていた部分が、消えてなくなってきているのが現実。
住宅の性能を向上させながら、こういう部分への配慮も
やっぱり忘れたくはないものですよね。
昨日は、ついに日ハム、首位に躍り出ました。
チョーうれしいのですが、数字的にはまだまだ西武が有利。
なんとかアウェイの残り3試合、負けないで
最終の札幌でのソフトバンク戦に、凱旋して欲しいです。(祈)
Posted on 9月 19th, 2006 by replanmin
Filed under: 住宅性能・設備
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