先日の不信任案採決の日にブログを書いたけれど、
急転直下、という形で不信任案は否決された。
で、自ら辞めるという意志を示すことで合意が出来たという
そういう新聞の号外まで出たのに、
当の政治家がそれを否定して、相方の政治家がペテン師呼ばわりまでするという
ちょっと、信じがたい局面にまで立ち至ってしまった。
このやりとりの救いようのなさに、絶句せざるを得ない。
なにか、あまりにも低俗な品性を満天下にさらしているようで
語るのもはばかられる、そういう品性と同レベルとなるのはいやだ、
そんな思いがわき起こってきてしまう。
菅直人さんという人に、
その人間としてのけじめをハッキリとしてほしいと思う。
結局、人間は絶対の局面でその人間性がさらけ出されるのだろう。
しかし、こういうのはやはり、こどもたちのためにも良くない。
見せてはいけないことだと思います。
人をだますこと、ウソを言うこと、都合が悪くなったらコロコロと前言を翻して
恥を知ることがないこと。
こういう人間を、結局、現代ニッポンは生み出してしまっていたのですね。
ただただ、人気取りのパフォーマンスをのみ考えて
政治的な信条もなく、ただただ、地位にのみすがりつく。
そこまで恥ずかしいことをしながら、
じゃぁ、一体なにをしたいのか、政権を取って1年近くになるのに、
これだけ「やりたいこと」の見えない政治家というのも珍しい。
百年先のことを考えて、恥を忍んで、俺はこれをやる、
そのためならなんでもする、という気概を持っているのなら、
それは自然と伝わるのだと思います。
で、結局、この菅直人さんの巻き起こした
政治的混乱、昨年の参議院選挙での衆参ねじれの発生から、
今日に至るまでの日本の出口なし状況に対して
大連立という選択肢に向かって行く流れが強まっている。
日本に、こういう大連立という政治が本当にいいかどうか、
昔で言えば体制翼賛会のような、全体主義というか、
責任の所在のハッキリしない、無責任体制の危惧は高いと思う。
首班の個性によって、結果は大きく違いが出ると思う。
ちょっと前の、伊東正義さんのような首班候補がふさわしいとは思う。
菅直人の正反対を想起したら、この名前になった。
しかし、ああいう会津っぽ、みたいな筋の通った考えの政治家、
今の政界にいるのでしょうか?
まことに心許ない。
Posted on 6月 7th, 2011 by replanmin
Filed under: 状況・政治への発言
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