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盛岡再生14_外壁下地工事

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外壁面の断熱が終わった後、今度は写真左のように
通気層、外壁材下地の胴縁が取り付けられます。
真ん中の写真はその詳細。
縦に取り付けられた胴縁に重ねて、上から横の胴縁が
取り付けられ、「空気の通り道」が確保されています。
「通気層」と言われるゆえんですね。
電気配線工事の結果、開けられた断熱材の穴も
丁寧に気密材で処理されています。
また、縦の胴縁には、構造用合板の端材が使われています。
細かい部分ですが、現場で使われたものを無駄なく使って
あまりゴミを出さず、全部工夫して使い切る、というのは大切な部分。
工務店って、こうした細かい積み重ねが
経営上のポリシーであり、基本的な姿勢なのですよ。
現場がゴミだらけで、ごちゃごちゃと整理もされていない、というのでは
コスト管理への意識というものを疑わざるを得ないし、
口では立派なことを言っていても
単にお題目としてきれいごとを並べているに等しいんです。
ユーザーの皆さんは、ぜひこういう細かい部分からも
「作り手の姿勢」というものをつかんでほしいと思います。
コスト管理の意識がしっかりしていないと
結果的には、無駄の多い工事になり、必要以外のコストまで
ユーザーが負担させられた上に、
そういう経営をやっていては、行き詰まってしまうことにもなりかねない。
さて、その後、防風防湿のシートが外壁面に張られます。
これは、室内側からの万一発生した場合の水分を外に排出するけれど
外側からの水分、一般的には雨などの侵入はシャットする
タイベックという紙製品です。
こうして外壁の下地処理が完成します。
この上から、外壁材が被覆されていくわけですね。
このシリーズ、順に見ていってくだされば、
新築工事でも考え方は、ほぼ同様の工程で行われているので
高性能な家作りの基本的な流れが見えてくると思います。
ぜひ、参考にしてください。

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