屋根断熱に続いて、基礎と外壁の断熱の様子です。
基礎は外側から断熱して、外壁断熱と連続しています。
外壁の断熱が屋根の断熱とも連続しているのは、既出の写真でおわかりいただけると思います。
こういうように構造体全体が、すっぽりと覆われていることが重要。
板状断熱材に印刷されていますが、
これは東北電力さんのグループ会社・エルクが、こうした外張り断熱による
リフォーム用の工法として、推奨しているシステムのポイントマーク。
断熱材の表面側がシルバーに被覆されています。
断熱性能の向上を意図して開発されているということだそうです。
左側の写真には横にタル木が張られています。
これは外壁材の下地を構成すると同時に、通気層を確保する意味合いもあります。
どうでしょうか?
このシリーズで紹介した既存の建物とは大きく様変わりしていますよね。
こういうようにきちんと断熱され、気密化されて、
はじめて室内環境のコントロールが可能になります。
夏に涼しく、冬には十分に暖かい住まいが、こういう仕様で実現します。
ここでは外張りでしたが、GWの充填断熱でも工法は確立しています。
住宅の性能って、実際に経験してみないと
言葉だけでは、なかなか伝わりにくい。
口だけでは、高性能住宅です、暖かいです、とどんな営業マンもいうのですが、
一冬過ごせば、おのずと本物・ニセモノははっきりすると思います。
便利な機能とか、設備の快適性ばかりを考えず
長期にわたってのこうした「ここちよさ」にぜひ、
理解を持っていただきたいところです。
とくにこのお宅のようなリフォームで性能向上が図られると、
その快適感は、とても表現できないほどになります。
住み慣れたわが家が、まさに一変しちゃうんですよね。
Posted on 4月 26th, 2006 by replanmin
Filed under: リフォーム
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