岩手の連載、本日は土間コンクリートの打設です。
左の写真のように鉄筋を配筋してから右写真のようにコンクリートを打ちます。
立ち上がり部分のサイドにも鉄筋が入れられましたね。
写真を見ると、必要な部分には入れられているという感じですね。
建築の年代によっては、鉄筋が入っていないケースがあります。
とうぜんモロいわけで、こういうリフォームの機会にこうやって耐震性の向上も
いっしょに解決しておけるのです。
こういうように、「やれるときにきちんと工事しておく」という姿勢が工務店は大切。
ですからユーザーの皆さんも、こうした性能に関わる提案には、
しっかり耳を傾けておいた方が、トクしますよ。
現在の寒冷地住宅の基礎では、けっこう一般的に行われるこの土間基礎ですが
北海道以外では、そこまでしないというケースが多いでしょうね。
でも、断熱改修が目的という場合、できれば寒さ対策では
こうした基礎の作り方の方が、まちがいなく性能向上は期待できます。
また同時に耐震性の向上もいうまでもありません。
頑丈な基礎が、面として受け止めるので、安全性が間違いなく向上します。
釧路沖地震など、北海道でも大きな地震はおきていますが、
他地域に比較すると、建物の被害は少ない感じがします。
こういう基礎の頑丈さが、預かっている部分もあると思われます。
でも、こういうふうに住宅の建築プロセスをきちんと写真に記録してあると
どんな工事を行ったか、明確になってすばらしいですね。
北海道建設部が実施している「管理記録写真ログ」でも
合計で10枚程度の写真保存が義務づけられている程度です。
まぁそれくらいでもきちんと残しておくという姿勢が作り手の間に根付けば
大変すばらしいことになると思います。
みなさんも、ぜひこういう記録を残すようにしましょう。
より正確に、自分が建てた家の性能などが残されるので、
もし中古として売買する場合にも、客観的な証拠として提示できます。
逆に言うと今のところ、そういう客観評価ってどこにもないのが現実。
ユーザー利益につながり、また工務店にとっても、
こういう誠実な形で実践するのは,最高の他との競争優位手段だと思いますよ。
いかがでしょうかね。
Posted on 4月 17th, 2006 by replanmin
Filed under: リフォーム
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