この盛岡の家の場合、全面的なリフォームで
とくに断熱気密といった基本に関わる工事なので、
一度、内部を裸にして新築の工程と同様な工事を行うことになります。
ここでは基礎は今の作り方とほぼ同様の布基礎だったので、それを利用しています。
ただし、内部に鉄筋が入っているかどうか、確認の必要はあるようです。
初期の布基礎の場合、鉄筋が入っていないというケースもあるそうで
その場合には、後付工事で鉄筋を外側からくっつけて
サンドイッチ状にするのだそうです。
確認はしていませんが、この家でも、同様な写真が見られました。
写真は土間下の断熱と防湿のためのコンクリート打設工事のようす。
既存の床をはがして、土間面を露出させ、砕石などを入れた後、
防湿シートを全面に張って、その上に鉄筋を配筋したところです。
このようにすることで、地盤面からの冷気の侵入を防ぎ、
また、同様に湿気の上昇を押さえ込んでしまうわけですね。
きちんと施工された新築の現場では、同様の工事が行われます。
こうしたプロセスは、家が立ち上がってしまえば、当然覆い隠されてしまう部分です。
しかし、家の性能を基本的に左右する部分。
今回の工事は、住宅性能を向上させるのが目的ですから
こうした部分をしっかり、工事しているんですね。
ここまでやっておけば、この建物は相当長く性能を確保できると言えます。
なお、あしたからリプラン東北版が書店発売される予定です。
この住宅のリフォームの様子も掲載されていますので、東北新潟地方のみなさんは
お近くの有名書店・コンビニでお求めの上、ご覧いただけます。
今回はとくに岩手の電化住宅特集を行っていまして
この家もその特集の中で触れられています。
全国雑誌ではありえない、地域に似合った住宅性能の詳細も知りうる雑誌です。
どうか、ご愛読をお願いいたします。(笑)
なお、リプランHP http://web.replan.ne.jp/backnumber/
でも、通販でお買い求めいただけます。
Posted on 4月 14th, 2006 by replanmin
Filed under: リフォーム
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