きのう外出先から帰ってきてなにげに〒ボックスを確認したら、
やや薄手の郵便物ですが、ポリシート状のなめらかな質感の封入物があった。
「なにこれ」と取ってみたら、例の「アベノマスク」であります(笑)。
わが家夫婦宛、2枚送られてきた。
今回の事態でもひときわ喧しくメディアなどから攻撃対象になっていたヤツ。
悪口雑言の限りを尽くしてヘイトされてきていた。
こういうことは、ものを大切にする日本人の心性、教育的にもいかがかと
わたし的にはたいへん疑問に思っていた。
むしろそういう雑音を日々発生させ中毒のように毎日情報受容し続けた人が
脊髄反射的な拒否反応しかできない状態をつくっている、
そのことの方が社会として危惧すべき事態ではないかと思っていた。
案の上、そのことをこのブログで書いたら拒否反応もあった。
それ自体はそれぞれの方の感じ方なので自由だと思うし、別に気にもしませんが、
このマスクをヘイトするのが当たり前だ、という危険な匂いの「同調圧力」には
明確にそれはおかしいと思っております。
政府として、市場からマスクが消えてしまっている現実に対して
どう対応すべきかのひとつの策として、批判は覚悟の上で
全国民家庭に布マスクを直接配布するという施策は、とくにおかしくはない。
むしろ市場原理的にはマスク市場に対して肯定的に働いて、
アベノマスクが国民に到着するごとに、市場にはマスクが出回り始めた。
批判するだけの意見からは「必要なかった」みたいな意見も出ていた。
また国の施策であり巨大社会システム特有の齟齬は当然発生する。
個別的にはいくつかの否定的な事実もあったのだろうと思います。
しかしそれはどんなことにもあり得ることであり、常識許容の範囲内のこと。
いまこうして手に取ってみれば、ごくふつうの「チョット小さめ」の布マスク。
<上は何回か洗って使っている「不織布マスク」。下がアベノマスク>
カミさんと「ちょっと小さい」「けど、これから暑くなったらいいかも」
みたいな会話も弾んだ。小さくて似合わないということもあるだろうから、
別にイヤなら使わなければいいだけの話だと思う。
ただ、国費利用なので当然、厚労省からの意見も反映した
必要十分範囲の仕様規格ではあろうと思われます。
わたしはそんなに不具合も感じないし、不織布マスクも「洗っている」現状なので、
洗えて長期間使えるマスクということで、使ってみようと考えています。
なによりも自分たち自身の命と健康の問題であるので
有効性のあるものはしっかり活用し、防衛利用するのが自然ではないでしょうか。
Posted on 6月 3rd, 2020 by 三木 奎吾
Filed under: 日本社会・文化研究, 状況・政治への発言
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