全国の事業所、多数を占めるだろう中小企業では
パソコンの管理や社内システムの管理更新といった業務は難しい領域。
DTPというパソコンによる工程管理がいちはやく導入された出版関係。
わが社でもパソコンは必須の作業環境になるので、
その管理についてはいろいろ悩み続けるところであります。
機械なので経営資源ということであり、
それらをしっかりとメンテナンスして、ながく使い続けて
適材適所を考えていくのは、現代の仕事環境では不可欠の基本部分。
今回は現役バリバリの機種で内蔵HDが認識されなくなったヤツと
もう1台は、ほぼ似たような経緯で使わなくなって1年放置していたヤツを
仕事の合間時間を見て同時にメンテナンスに取り組んだ次第。
ノートPC(Macですが)の内蔵HD、SSDって、
その記録装置自体の寿命などが原因で取り替える場合が多かったのですが、
そうではなく、ロジックボードと記録装置をつなぐケーブルが
故障してしまうというケースも多いようです。
1台の方でそうした推定が確定したのでAmazonで1,500円程度の
代替部品を購入したのですが、そのついでに
以前から動かなくなってしまっていたヤツにもやってみようとなったのです。
こっちの方のケーブルは2,800円ほどでした。
きっかけになった方のヤツは若干面倒な手順でしたが推定通りで
交換したらあっという間にフル元気に復活してくれた。
一方でさすがに1年近く放置していたヤツは、カンタンにはいかなかった。
最近は応答速度を速めるのにSSDタイプ、あるいはフュージョンタイプの
記憶媒体が増えてきていて、最初うっかりそういうのを入れてしまっていた。
ケーブル交換でたしかに記憶媒体は認識されるようになったのですが、
最初は認識できなかった。思い直して、古いタイプのHDDに換装させたら、
こちらでは問題なかった。こういう推定は経験知ですね。
しかし、その記憶媒体にシステムをインストールするのに手間取った(泣)。
こういう場合Macでは「移行アシスタント」というソフトが一般的ですが
どうもうまくいかないのです。
そこでWEB経由での「復元」を試みたところ、波瀾万丈の連続(笑)。
こういう作業は通常業務を終えた時間帯に、それも時間が掛かるので
ふつうは寝ている間に、機械が勝手にやってくれる。
ところが今回はさすがにブランク長い機種だったので、
途中でなんども生死の境を彷徨っていた。こっちも寝ぼけ気味だったけど(笑)。
上の写真右上のようにはじめてMacのブルースクリーンまで見てしまった。
Appleの電話でのヘルプも頼んだのですが、その後、
再度試みていたら、なんとか無事に自力で復元完了してくれた。
OSとしては、5年前くらいの段階のものまでは復元させられたのですが、
この機種の最新である2年前くらいまで行くのは、また生死の境目のようです(笑)。
とりあえず、そこそこの仕事はこなせる環境だろうということで、
どうせ予備バックアップ用なので、これでいまはヨシとしました。
PCが一般化してから30年以上。経験知という
老兵は老兵なりの活躍の仕方があり始める、と思わされますね。
Posted on 7月 26th, 2019 by 三木 奎吾
Filed under: Mac.PC&DTP
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