さて既報の通り、当社建築のリノベ工事で調査した
下水道での不具合に起因した地盤面沈下問題ですが、
ともなって、市の監理している下水道本管でも滞留・詰まりが発見され、
まずはそちらを片付けてから、当社敷地側マンホール⇒本管へのパイプ工事、
という流れになって、先週金曜日、その公共事業工事が行われました。
ときどきこういった黄色の車両群を見掛けることはありましたが、
その仕事ぶりははじめて見ることができた次第。
下水は現代生活には欠かせない衛生管理システムですが、
市の運営という意味ではまことに「基幹」的な事業。
今回のわたしどもの水道設備業者さんからの指摘を受けて
わたしから連絡して、まさに「即応」という感じで対応してくれる。
たしかにその仕事ぶりを見ていると、即対応が求められる事業と理解出来ました。
ウチの工事がきっかけになって、地域での本管全体がチェックされ
その問題が摘出されて、放っていたら大きな問題になりそうだったことが、
あきらかにすることができたということです。
大型車両数台でこの「滞留・詰まり」を除去させる工事。
問題箇所を特定してその問題を解決し、
公共道路上のマンホール数カ所間での流動性確保もしっかり検査確認。
見ていると当初「1時間程度」と言われていた時間よりは超過して、
やや大がかりな「滞留・詰まり」解消工事となっていましたが、
問題が解決されて、地域としてのライフラインインフラのひとつが
安全安心なものになってくれました。
で、2枚目の写真は当社敷地側マンホールから
市の公共下水道への連結パイプ部分の「破断状況」。
ややわかりにくいところもありますが、パイプ上端部がずり下がっている。
これが下部での地中への「漏水」をもたらせている。
結果として、周辺の土壌・地中の土砂を長期にわたって「流して」、
地盤面を陥没させているワケなのですね。
要するに、地盤面の陥没がこうした問題点を露出させてくれた。
たまたま今回工事でこういった不具合が発見されたわけですが、
こうした「個別住宅枡」から「本管」への接続不良というケースは
いったい年間でどれくらい発生しているのでしょうね。
また、こういった不良の原因としてはどんなことがあるのか、
それこそ、水面下での情報についても、住宅を取材する者として
興味が深まってきている次第です。
週が開ければ、今度は自宅敷地部分の地盤面修復工事が行われると思います。
安全安心が確保されることを期待したいと思います。
さて本日は仙台出張。で、あす朝にはトンボ帰りであります。
しばらく札幌に落ち着いていましたが、今週からはまた、
あちこちと出張が入ってきます。頑張るぞと。
Posted on 5月 13th, 2018 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅マーケティング
コメントを投稿
「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」
You must be logged in to post a comment.