「まだ何も売れてないけど」
「いまのとこスキーウェアが一番食いつき、いい…!」
「この値段で売れたら、送料手数料引いて、利益は・・・」
っていうような家族LINEからのお知らせが来た。
わが家のこどもたちはデジタルネイティブなので、
手伝ってくれているわが家のリフォーム前の「断捨離」整理整頓で
大量に出てくる自分たち自身の「想い出の品」類を
最近のnet利用アプリ「メルカリ」で販売する楽しみを見出している。
これがなかなかのアイデアで、わたしもすっかりハマっている(笑)。
主役は娘であります。
こういう整理整頓には女性的感受性の方が似合っている。
わが家のことはおおむねわかっているので、整理がテキパキ進む。
息子の方は、「よしやるぞ!」と掛け声は良いけれど、
すぐに昔のマンガ本に興味が行って、気がついたら寝転んで読んでいる(泣)。
一方の娘は派手さはないけれど、着々と「メルカリ」販売素材を発掘する。
「売れた( ^ω^ ) 発送した( ^ω^ )」
ほんの数時間後、さっそく売れ始めたらしい(笑)。
その後も、思わぬ品が売れたりして、話題が盛り上がる。
ほかにも売れるモノがあるかもと、全員目の色が変わってくる(笑)。
こういう引っ越しや整理整頓、断捨離はモチベーション維持が難しい。
長年にわたっての生活の結果なので、有象無象の品々に埋没している。
これは処分する、これは保存するという仕分けと移動作業が延々と続く。
根気のいる作業なので、息子のような反応もムリはない。
そういうのに叱咤激励というのも有効かも知れないけれど、
わが家の不要品から価値を生み出す、
それを販売して小遣い程度でも稼ぎ出す、というモチベーションはより有効。
「お〜い、これも売れないかなぁ?」
「そうだね、いいかも。とっといて」
っていうように、ある種の楽しみが生まれてきています。
一応遅くとも3月までにはこの断捨離作業を終わらせて、
いつでも工事着手可能なように準備が必要なのですが、
次から次へと整理箇所、ポイントが出てくるものなので、
お尻が間に合うのかどうか、という進捗状況。
自分自身こういう体験をしてみて、住宅ビジネスとして
「リフォーム」の奥の深さも感じさせられますね。
設計については知り合いの設計者にお願いしているのですが、
依頼している当方が、自分自身のことなので「目利き」が効かない部分がある。
ちょうど首から上の部分みたいで、自分では明瞭に見えない部分が大きい。
というか、リフォームって基本的「建築条件」の変動幅が大きい。
まずは建て主の生活設計の整理整頓が基礎になるけれど、
「新生活での必要最小限のモノの量」という最低設計条件確定にも、
実際にやってみないと分からない部分が多すぎる。
そういう延々たる作業に、この新たな一服の清涼剤・楽しみは、
家族の絆も感じられて、まことにうれしいものがある。
「メルカリ」、なかなか侮れませんよ(笑)。
Posted on 1月 19th, 2018 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅マーケティング
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