本文へジャンプ

視聴率の神さま、平塚・寒川神社

って、そんなもの、あるのかよ?
という疑問は当然なのですが、あるのだそうで、
最近では、「踊る大捜査線」でもフジテレビが奉納祈願している。
テレビ業界も、「家族揃ってテレビを見る」という
娯楽の王様の座から、どうも滑り落ちていっているように思います。
住宅でも、リビングルームが必ずしも家族団らんの場とは言えなくなって
若い年代のお父さんは、子どもにも近づけさせない
「親父の居場所」的な空間への志向が強いのだそうです。
ガンダム世代のひとたちには、自分だけのこだわりのガンプラに包まれた
そういった「個人的な空間」こそが癒やしの空間なのだそうで、
奥さんが、台所に隣接した家事コーナー的な
オープンな空間への志向が強いのに対して対照的な性向を見せているとか。
そういう傾向を考え合わせていくと、
大型テレビが置かれているリビングルームって、
一種の現代的床の間空間になっているものかも知れません。
何となくよそよそしい、家族の一体感というにはやや遠い空間。
そういう意味では、やはり食の空間の方が
確実性の高い「家族一体空間」ではあるのでしょうね。
考えてみると、テレビのような娯楽装置が
家の中に入ってきたのは、ここ50年程度の話で
竪穴住居以来、というかそれ以前の洞穴住居以来、
人類の普遍的な共同体空間って、むしろ食の空間だったように思います。
食と火の場のほうが普遍的。
テレビは、むしろ個別的な個人的な趣味傾向に細分化する
「映像情報体験装置」に変わっていく方が自然なのではないかと思える。
やはりパソコンなどに各個人がアクセスして、
見たい動画情報を好きなときにダウンロードして楽しむ方が
この番組はこのチャンネルで、この時間からやりますから
家族全員その時間に揃ってください、
というように強制するよりははるかに合理的でしょう。
ただ、ダウンロード型だと、そもそもCMの価値測定が難しい。
テレビ局という、番組垂れ流し媒体が必要でもなくなる。
必要なのは、特定テーマについてのセグメントされた情報機能。
それが動画であったり、静止情報であったり、文字であったりは
それこそあまり領域分けに意味がなくなってくる気もする。
そうですね、やはりiPad的な「媒体」が、
ユーザーの個人的興味に対して、セグメントされ、編集された
そういった情報を享受する方向になっていく可能性が高い。

っていうような思弁とはまったく違って
「まぁ、テレビも雑誌もそうは変わらないから、ついでにお願いしよう」
という下心もあって、足を運んだことは
正直に白状したいと思います(笑)。
なんとか、雑誌の販売が伸びますように、神様・仏様・・・です。

北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び

2 Responses to “視聴率の神さま、平塚・寒川神社”

  1. hi ..
    私は韓国人だ.
    あなたの韓国のボイラー(オンドル)に関する好奇心ある文を見た.
    私の助けが必要でしょうか ?

  2. お申し出、ありがとうございます。「助けが必要」というほどの事でもありませんが、北海道はどちらかといえば、日本の温暖地域よりも朝鮮半島の気候の方に、より近いのではないかと日頃考えております。
    そんなことで、情報交換できたらうれしいと思います。どうぞよろしくお願いします。

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」

You must be logged in to post a comment.