取材に歩いていて、やっぱうれしいのは
ずっとリプランを愛読していただいている方が建てた家。
そういう家では建て主さんも、こちらが伺うといろいろ思いを語ってくれます。
すごく親近感を感じてくれていることに感激します。
今回は十和田市に建てられた家で、高校の化学の先生。
エコロジカルな住宅省エネルギーにものすごく関心を持っていて
以前リプランに掲載された、
この建築会社・斉下建業さんの家づくりに共鳴されたのです。
この家では、ごらんのように屋根に太陽光パネルを採用し、
また、家の暖房用エネルギーでは基本的にヒートポンプを採用しています。
暖房用ヒートポンプ、それも空気熱源のものは
まだ、寒冷地域では熱効率の面で難しいものがあり、大きく広がっている
とは、いえません。ですから、この家では
電気温水器も併用しながら、組み合わせで
必要な暖房エネルギーをまかなっています。
写真左は、室内に温水を回してのパネルヒーターで、なんと5mという
高さのもの。もちろん特注ですが、低温水で、安全性も高い。
取材に伺ったのは、ついおとといでかなり気温も低下していましたが
室内は、斉下建業さんお得意の床下利用の暖房システムのおかげで
床面がぽかぽかとあったかく、たいへん居心地のいいやわらかい室内環境。
たまたま、建て主さんも予定外に見えられて、
いろいろなお話も出来ました。こういうエネルギー利用に関心の高い方らしく
わたしが、スウェーデンの「無暖房住宅」のお話をすると、敏感に聞いていました。
ことしは、とくに灯油が高くなってきたこともあって
一般ユーザーのみなさんも省エネルギーについて、
関心が非常に高まっていると感じます。
住宅内での熱エネルギー使用を従来の高性能住宅からも
半減させようというプロジェクト、北海道での「Q1.0運動」への
ユーザーの関心レベルの高さなど
住宅性能、そのエネルギーへの関心が強くなるのは、
大変歓迎すべき傾向。
こういうチャンスを捉えて、高性能住宅をもっとアピールすべきだと思います。
そんな取材が出来るのが、また喜びでもあります。 ありがとうございました。
Posted on 12月 4th, 2005 by replanmin
Filed under: 住宅性能・設備
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