本日は講演シンポジウムのご案内です。
北海道で住宅内の温熱環境コントロールについて知見が進んで
断熱・気密・暖房・換気という4要素の解析的研究が盛んになっていった。
なかでも換気は、建物内での健康維持については不可欠なテーマ。
しかし熱収支で言えばロスになることであり、
もっとも微妙なテーマであり続けてきた。
まずは吸気のみ機械コントロールする第3種換気が導入され、
ダクト式のパイピング設備が導入された。
その後熱交換式で、吸気も排気も機械コントロールする
第1種換気が導入されたけれど、
旭川など、マイナス30度にもなる地域では熱交換率が
カタログ値との間で大きく乖離する問題も出たり、
排気口周辺が結露凍結してしまうなどの事例も報告されてきた。
北海道では、そういった経緯からもっとも寒冷な旭川での実証実績が
大きな市場価値を持って推移してきている。
そのような流れの中で、ZEHあるいは、北海道で特例が認められた
Nearly ZEHへの対応を巡って、再度換気への関心が高まっています。
昨年東京で開催されたという換気についての最新知見シンポジウムが
9月8日に札幌で開催されると言うこと。
長年、北総研で寒冷地の換気を研究されてきた研究者と
建築研究所で研究されてきた研究者が論議を交わす機会。
当社も「後援」しております。以下、ご案内。
「2020年を見据えて寒冷地住宅の換気を考える
シンポジウムイン北海道」
〜昨年秋・東京のすまいる・ホールにて開催された換気シンポジュウムを
同じ顔ぶれで北海道にて開催します。道内ではZEH・NZEH等で
換気について各地で議論がされているようです。
今回は9月にIBECから発売される予定の
「住宅用機械換気設備の評価と計画・ダクト式機械換気設備の
省エネルギーと維持管理・ライフサイクルに関するブック・レット」を教材にして、
関係した先生方を講師に講演会・パネルトークにて寒冷地・北海道内の
換気の有り方について語り合いたいと思います。
非常に忙しい先生方が揃う貴重な講習会と思いますので
皆様多数の御参加をお願い致します。当日の詳細については
別途案内させていただきます。先ずは申し込みをお願い致します。
日時・平成28年9月8日(木)13:00〜17:00(受付12:00〜
場所・札幌市中央区南7条東1丁目1-1
リンナイ(株)北海道支店二階会議室(定員120名)
*駐車場有り・地下鉄東豊線・豊水すすきの6番出口3分
受講料5,000円(テキストガイドブック込/1296円税込) 懇親会会費・5000円
尚・当日シンポ終了後札幌第一ホテルにて午後5時30分頃より
<講師紹介>
●福島明先生 北海道科学大学教授
「住宅換気の課題寒冷地の実態と問題」予定
●澤地孝男先生 国交省国土技術政策総合研究所・建築研究部長
「テキストのブックレットの説明」予定
●林基哉先生 国立保健医療科学院建築施設管理研究統括
「換気量と健康影響の実態調査に関する報告」
●田島昌樹先生 高知工科大学准教授
「換気は何故必要か?基本編と自立循環に関連した話)
主催・問い合わせ先
ソトダン21事務局アキレス(株)北海道営業所(担当・土田)
FAX・0133-73-9590 E-mail shidayachi2727@gmail.com
Posted on 8月 16th, 2016 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅性能・設備
コメントを投稿
「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」
You must be logged in to post a comment.