北海道はちょっと変わった食文化が出てくる風土。
草創期・札幌ラーメンは、それまでの常識を破って味付けに味噌を使った。
ラードを利かせてこってりとした力強いスープには
ニンニクを練りこんで濃い味にした味噌が似合う。
寒さの中でも元気を引き立てると、発生したのだろうと思います。
いまや、それが地域の味のスタンダードになったワケですが、
それ以来、北海道の各地でさまざまな「ご当地ラーメン」が出現した。
そのなかでも、味付けでいちばん特異なのが
この室蘭のカレーラーメンですね。
たしかに食べているときには、おいしいと感じるのではありますが、
わたし的には、これを毎日、常食に近いものとして食べる気分には
どうもその気にはなれない。どうしても、味を無理矢理作った感がある。
味噌味ラーメンほどの起爆力を感じないのであります。
日本人の大好きなラーメンとカレーという取り合わせだけど、
どうも味わいにあと一歩のパンチ力が不足している。
また味の広がりに、いま一歩の工夫を期待したいという印象。
室蘭に行くと、ご当地の味として、
いろいろな店でメニューに出されているけれど、イマイチ、その広がりは
拡散力に欠けているのではないかと気遣っております。
驚くほどの進化発展を、是非期待したいといつも思っております。
土日とも雨模様の札幌であります。
今週は時間のない中で大きな企画提案を求められている。
その仕込みに専念したいと思っております。
企画も同様で、現状を破壊するような起爆力というものが大切。
まさに人の振り見て、の心境であります(笑)。ではでは。
Posted on 6月 26th, 2016 by 三木 奎吾
Filed under: おとこの料理&食
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