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日本人の住宅費用を半減させよう

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あるWEBサイトを見ていたら、
日本人の生涯賃金は平均で2奥4千万円で、一方、平均的住宅投資は
6〜7千万円に上っているという記述がありました。
正確には今度、調べてみたいと思うのですが、
それを信用して考えると、
やはり、豊かさを実感できない日本社会というものの実質に
住宅への費用がかかりすぎている、という現実があります。
ヨーロッパ諸国では、住宅の平均寿命が永く、
1世代の住宅投資負担が日本よりもずっと少ない、ということ。
平気で200年とか、300年とかの長期スケールで居住環境が考えられていれば、
確かに理の当然として、
人生を豊かにしてくれるほかのものへ、
費用を掛けることが出来てくる。
大まかに言って、誰が考えてもこういう結論になるだろうと思う。
単純に言って、1世代が掛ける住宅への投資を半減させられたら、
3000万円近い、可処分所得があらたに出来てくる。
そうすると、相当大きな経済マーケットが出現し、
そこをどのように活発化させるかという知恵も出てくる。
所得はもう、伸びそうもない。そのなかでどうしたら豊かになれるか、
誰が考えても、こういう結論になってくると思う。
今後の日本社会や先進国社会は、右肩上がりはもう望めないのだから、
いち早く、そういう時代に似合った価値観を創造する必要がある。
スクラップ&ビルドでやってきた促成栽培型経済循環から、
本物を永く使って、豊かさを実感できる社会にしなければならない。
いまは、そういった社会システムの哲学を基本的にとらえ直さなければならない状況。
目先の政治的な思惑とかではなく、
このような今後の日本の大方針を論議するような選挙をやって欲しい。
今年度、住宅リフォームについての大がかりな社会システム実験を
北海道地域では大きく展開しています。
「北海道R住宅」がその実態なのですが、
わたし自身、過去5年間にわたって、その生成に関わってきたもの。
今年度、この事業が国交省の「長期優良住宅先導的モデル事業」に採択され、
いわば、住宅リフォームがはじめて
投資価値を明確に出来るものとしてユーザーに対して提案される形になったのです。
このことは、前述したような住宅投資を半減させられるかどうかの
まさに社会システムへの変革要素を持っています。
すでに家族数を超える住宅ストックがある日本社会で、
その既存住宅を誰でもがわかりやすく、
明確に資産価値を向上させるように充実させていく方法を創造することは
ものすごく大きな社会的意義を持っていると思います。
写真的に掲載しているキャッチフレーズは
来週7月20日の「ぜひ知って、北海道R住宅フェア」新聞広告のもの。
誰もがわかりやすい、っていうことはやはり、
お金の問題って言うことでもあると思います。
まずは、絶対にトクしますよ、というようなことが必要なのだと思います。
しかし、そのなかに、
こんなような思いとか、狙いが込められている動きなのですね。
ぜひ多くのみなさんが、興味を持っていただけたらうれしいと思っています。
北のくらしデザインセンター
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