本文へジャンプ

室内の欄間窓

7640.jpg
マンションのリフォームです。
今回のリフォームでは、既存の間取りでは3LDKだった間取りを
2LDKに変更しています。
これは、目一杯、個室を確保して販売しやすく考えた結果の間取り。
このマンションは築30年近いので、
販売当時の需要から考えると、まぁ、無理もない。
でも、今日のライフスタイルから考えると、
LDKが極端に狭くて、暮らしにくい。
いわゆるリビングが6畳間相当程度しか確保されていないのですから
ちょっとテレビでも置いただけで、
さて、あとはどうしようか、場所がない。
一方で、リビングに隣接して和室が2間、
6畳と4.5畳間が連続していた。
なので、この6畳の方をリビングに拡大して、4.5畳間のほうを
完全な個室に変更したのです。
和室から洋室にと考えたのですが、予算の関係から
和室のままですが、カーペット敷きの使い方。
拡大させたリビングの、旧和室部分との間には壁を作って
完全な個室を実現させました。
リビングの側にも配置的に壁は欲しいところなんですね。
ということから、旧4.5畳間は個室性が高まった。
でもそうすると採光の面で、以前より不利になる。
そこで考えたのが、写真の「欄間窓」です。
アイデアは施工者の側から出てきたのですが、
たいへん理にかなっていて、しかもデザイン的にも室内に変化をもたらせてくれる。
お金的には、まぁ、それほどでもないけれど(笑)
効果のほどは、なかなかなものなワケです。
リビング側の壁、写真では手前側になりますが、
こっち側には、本棚の収納設置が予定され、それに連続して
やや高さの低いローボードも配置される予定。
高さのことを考えると、欄間窓は遮蔽されない高さになっています。
明るさだけが必要なので、曇りガラスを入れてあります。
リビング側からも、個室の様子が常に感受できるような仕掛けにもなる。
家具が配置されると、楽しく納まってくれるはず(笑)、
なんですが、さてどうなるかなぁといったところであります。
一方、個室側では、この欄間窓がきわめて重要。
明かり取りであって、しかもインテリア的にはワンポイントデザイン。
日中の外光の入り方はもちろんですが、
夜のリビングの照明もいろいろな変化に富んだ「採光」として機能します。
なので、個室だけれど外部とのつながりが意識される。
どんなふうに使っていただけるか、興味も湧いてきます。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」

You must be logged in to post a comment.