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間仕切り壁の撤去

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マンションのリフォームって、
構造的な部分がないので、日程的には手早い。
都合1週間ちょっと、で終了いたします。
で、大きな変更点としては3LDKから2LDKへの変更というもの。
初めてこのマンションを訪れたとき、
利用の仕方を拝見して、居間がなんとも窮屈で
使いづらそう、という印象でした。
狭い面積の中にギリギリ数多くの部屋数を確保したい、
というのが30年前くらいの価値観だったのですね。
家族数が多くて、購入できる広さに限りがあった、
というべきか、そのギリギリのところでマンション需要が成り立っていた。
マンションは一般的に北側入り口で、
南側に大きな開口部がある、というスタイル。
ところが、部屋数優先で考えていくと、この開口部を分割することになる。
その中間に間仕切り壁を造作して、
明るさや、開放感が犠牲になっていたのですね。
写真でごらんいただけるように、使用前と使用後で開放感の違いは一目瞭然。
とくに既存間仕切り壁には、テレビ端子なども設置されていたので
当然テレビもこの周辺に置かれていたので、
窓からの採光までもが犠牲にされて、
昼間でも暗い印象の室内になっていた。
電気配線・オイルサーバー・テレビ端子などの配線配管がどうなっているのか、
若干心配だったのですが、無事、きれいに移設。
場合によっては、窓と窓の間の壁面が手前側に出っ張ってくるかと思ったのですが、
壁面はスッキリさせられました。
まぁ、ここには暖房機が置かれますが、
その上部など、アイストップとして、インテリアのポイントになりそうな場所。
玄関から入ってきて、視線が抜けていく場所に出ると、
やはり人間は安心感を持てるし、開放感も味わえる。
毎日の暮らしの装置では、こういう基本的な仕掛けの部分の意味が大きい。
こういう開放感があって初めて、個室の壁に囲まれた安心感も引き立つ。
そういうメリハリのある家の中での過ごし方が、
住む、とか、暮らす、という言葉の中で占めている位置は大きい。
まず住宅って、基本的にはこういう部分に留意しなければならない、と思う。
既存のマンションで、やっぱりこういう間取りのものって
多いのでしょうね。
北のくらしデザインセンター
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