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金融危機・経済収縮

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いやぁ、経済は土砂降りに似た状況に突入ですね。
2兆円からの利益を計上していたトヨタが一気に赤字に転落するって、
あまりな暗転ぶりに言葉もありません。
これまで輸出に活路を見いだし、
収縮する国内市場から、海外市場にシフトしてきた日本製造業が
海外の市場収縮で、一気にダメージを受けている。
当座は収縮した市場規模の中で、どうやって収益を出せるのか、
そして、経済の底がどこで打つのか、探る展開になるのでしょう。
そういうなかで、住宅関係も大きな波が押し寄せてきています。
アメリカでは、車を買うにも信用が収縮して
ローンが成立しない、という状況が常態化しているのだとか。
日本でも、住宅ローンが民間金融機関でなかなか伸びない。
相当に審査がきびしくなっていて、
購入意欲はあっても、銀行が及び腰になっている。
竹中さんの主導のもとにおこなわれた、政府機関の直接貸出が局限されたことの
もっとも悪いシナリオが、いま進行している。
政府が経済のテコ入れをしたくても、
その手足になる公的な金融機関が、「統廃合」されて、
いまや直接金融できる機関がなくなってしまっているのに近い。
国民生活金融公庫が、日本政策金融なんとかに変わって、
これまでの直接金融機関は、そこだけに統廃合されている。
これまでは、こうした政府系金融機関がいくつもあって
場合によっては複数から資金提供があり得た。
一元化されて、じゃぁ、貸出枠が増えているかというと
そんなことはないようなので、結果としては政府系資金が極端に細っている。
こんな状況なので、経済が暗転して景気が後退し、
急いで民間に資金を回したくても
その手段がなくなっているというのが現状なのでしょうね。
まことに、「小さな政府」はその通り機能している・・・。
そんななかで、住宅金融支援機構、まぁ、名前が変わったので
わかりにくくなりましたが、
元の、住宅金融公庫ですね。
公庫が直接融資を復活させる方向になってきているようです。
近日中に、アナウンスが出ると言うこと。
確実な筋からの情報ながら、今のところ、伝聞情報。
早く確認したいと思っております。
公庫が間接金融一本に変化してから、
住宅の性能面でも、いわゆる「公庫仕様書」も民間金融機関では理解できているかどうか、
いろいろ問題が出てきている状況だったので、
まぁ、百害あって一利なしではないのか、といわれていた。
首都圏などでは、マンション販売事業者が
自社の経営は黒字決算なのに、顧客のローンが着かない、
運転資金が金融機関からの貸し渋りで円滑にいかない、
っていうような状況から、行き詰まるケースが増えてきている。
金融の信用収縮が負の連鎖の起点になって
経済の運営を完全におかしくさせている。
こういう状況の中で、住宅金融公庫(と旧名に復活した方がやはりいい)の
直接融資は、やはり心理的にも大きな効果を生むと思います。
冷え切ってしまった住宅投資の復元にも
大きな効果を期待したいところですね。
本日は、大雪・大嵐・雷のなかでのブログ更新、
テーマも、なんかふさわしいものとなりましたねぇ・・・、ではでは。
<写真は東京ビジネス街出勤時の様子>
北のくらしデザインセンター
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