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日本最北拠点都市・旭川の家づくり

1936

きのうは朝一番で、旭川でのインタビュー企画取材。
雑誌の企画でふたりのビルダーさんと対談企画であります。
なんですが、お相手は業界団体の会合などでいつも顔を合わせている
芦野組・芦野社長と、新濱建設・新濱社長。
いわば勝手知ったる相方なので、話題には事欠かず、
あとでまとめてもらうライターさんには苦労を掛けたかも知れません(笑)。
それと会場として使わせていただいた家具メーカー・カンディハウスさんも
会長の渡辺直行さんとは高校時代の友人。
なんとなく全体的にアットホームな雰囲気で、進行させていただきました。

ただ、こうやって改めて旭川での家づくりについて
取材してみると、いろいろ発見もあって有意義。
旭川は日本の最北都市圏で人口規模50万人の拠点都市。
ふたりも出身は旭川ではなく、近郊町村。
近郊という言い方は他地域のみなさんにとっては言い過ぎ(笑)かも。
新濱さんに至っては、利尻島出身と言うことですから
距離は200kmくらいあって、しかも海を隔ててもいます。
しかし北海道は人口集積がまばらなので、それくらいの距離感でも
圏域が形成されています。
現代の日本の「地方」は、まったくのクルマ社会。
そういう条件では、これくらいの距離感も一体的な圏域になっている。
ちなみに新濱さんは、漁師さんの家の息子さんでしたが、
なんと船に酔うということで、やむなく建築の方向に進んだということ(笑)。
おいおい、であります。そんな初めて聞ける話もあって面白い。
で、旭川という地域は、寒さは日本でも最高レベルの地域。
しかも積雪も多い。
温暖地のみなさんにはこの辺の知識が少ないかも知れませんが、
北海道でも、雪は多い地域、少ない地域に分かれます。
また相対的に気温が温暖な地域と寒さが厳しい地域にも分かれ、
さらに、冬場の日照が多い地域、少ない地域にも分かれます。
よく比較される道東・十勝地域と気温条件はほぼ同じだけれど
それ以外では正反対になっている。
そういった地域区分のすべての条件において厳しいのが旭川・道北圏域。
寒く、雪がたくさん降って、しかも日照が少ないという地域なのです。
新住協・鎌田先生が研究開始当時から
そのもっとも厳しい条件地域のパートナーとして協同してきたのです。
日本の高断熱住宅の来し方から現在、さらに未来展望まで語っていただいた次第。
日本でもっとも厳しい気候条件の中で、地域の工務店が
どんな家づくりを行ってきたのか、
その姿を浮き彫りにしてみたいと思います。
他地域、温暖地域で高断熱高気密住宅を志向されているみなさんにとっても
有益な人間情報になっていると思います。
次号12月末発売のReplan北海道に掲載されますので、
ぜひご一読ください。

写真は札幌ー旭川の行き帰りの道央高速から見える「暑寒別連峰」。
日本海の季節風から手前の石狩平野地域をガードする山並み。
冷たく湿気を帯びた季節風が、山並みにぶつかってモヤがかかったようになる。
冬の初めでしたが、おだやかな姿態を見せてくれていました。
もうすぐ、風景が一変する荒涼とした厳冬がやってきます。

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