先日、わたしとしては新発見した「オオウバユリ」です。
アイヌの人々の貴重な炭水化物栄養源として
言い伝えなどでも、重要な植物。
で、毎日の散歩コースの円山公園周辺で発見してから
その位相変化を楽しんできておりますが、
先日発見時の花の時期は過ぎて、果実生成の方向に移行しているようです。
上の写真が、先日発見時の花の様子であります。
わたしたちには、この植物の食用的価値は食文化的には薄いわけですが
さて、どんな食味になるものか、一度は味わってみたい。
レシピなどを見ると、どうやら製粉して団子のようにして
オハウなどに入れて食するようです。
オハウというのは、三平汁のような鍋料理。以下Wikipediaより
オハウ ohaw(煮込み汁)
獣肉や魚肉、山菜、野菜を鉄鍋で煮込んだ汁物。
単なるスープに留まらず、鍋料理とも言えるほど具沢山の汁物で、
「主食」が存在しない狩猟・漁労民族であるアイヌの
食生活の中心を成す料理だった。
現在、北海道の郷土料理として名高い石狩鍋、三平汁の起源とも言われている。 具材に特に決まりはないが、大体以下の様な方法で調理される。
鍋に水を張り、獣骨や小魚の焼き干しを入れて火にかけ、出汁を取る。
大まかに切り分けた肉、魚を入れて煮る。
乾肉、乾魚の場合は時間をかけて煮る。
肉や魚のアクは一種の薬効成分と考えられているので、取り除かない[62]。
野菜は根菜などの煮えにくいものから入れ、つぎに繊維の多い山菜、
そして葉物野菜を入れる。それらが柔らかくなるまで煮込む。
動物性脂肪、魚油、少量の塩で味を整え、最後に風味付けとして
焼き昆布の粉末、乾燥させたプクサ(ギョウジャニンニク)をふりかける。
※肉のアクが気になるようであれば、後から入れる野菜や薬味に吸わせる[62]。
中心となる具材からそれぞれ
「チェプオハウ」(cep ohaw 魚汁)、
「カムオハウ」(kam- 肉汁)、
「カムイオハウ」(kamuy- 熊汁)、
「キナオハウ」(kina- 野菜汁)などと呼ばれていた。
ニリンソウは汁と相性が良いため「オハウキナ」(ohawkina 汁の草)と呼ばれ、
具材として特に好まれていた[63]。
一度だけ、アイヌ料理として食べたことがあるのですが、
案外薄味だった記憶があります。
こういうエスニック料理って、北海道でもあんまり聞いたことがない。
あんまり受けないのでしょうか?
でも調べてみたら札幌市内にもあるようです。一度、行ってみたいと思いますね。
Posted on 8月 5th, 2014 by 三木 奎吾
Filed under: おとこの料理&食
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