タイトルがすごいことになっている(笑)
「知の巨人が読み解く 出版の現在 過去 未来」であります。
で、立花隆というビッグネーム。
出版に関わる人間としては、これは捨てておけなくなるのは当然。
ということで、朝早くに家を出て、久しぶりの全日空朝1便で羽田へ。
羽田から国際展示場東京ビッグサイトへはバスで移動。
なんとか、10時の開場に間に合って入場したら、
指定された「VIP」という面はゆい名前の席は、なんと一番最前列。
ということなので、申し訳ありません、画面がゆがんでおります(笑)。
講演では、11年前にも講演されたことを引き合いに、
電子書籍への流れが不可逆的であることを話されていましたが、
中高年オオカミ少年的であったことは、認められていました。
こういう正直な態度は、ジャーナリスト、というこだわった肩書きにふさわしい。
必ずしも現実がそのように進まなかったことに
正直に向き合う姿勢にこそ、ジャーナリスト精神は似合っている。
わたしは、読者として立花さんの読者ではありますが、
講演のような機会ははじめて。
テレビなどで見るよりも,失礼ながら、ずっと老けられた印象でした。
立花さんと言えば、田中金脈研究で歴史的な役割を
ジャーナリズムが果たした事例として、記憶に残っていくでしょうが、
しかし一方で、こうした人もすでに高齢化している現実も
強烈に見せつけられたような気がしました。
しかし、あいかわらず冷静沈着な事象への分析力はすばらしい。
とくに小学校へのiPad端末の実験導入の動きと
その有為な効果についての知見が得られていることなどから
「日本の社会では、これがきっかけになって、一気に進む可能性が高い」
と、ふたたびのオオカミ少年役のそしりを怖れずに語っていた。
そういったある種の清々しさが立花さんからは感じられる。
その上で、一方のものとしての書物の持つ価値について
これもまた、きわめて冷静沈着な分析を行って、
あるひらめきをもたらせてくれていました。
講演後は恒例の東京ブックフェアであります。
その会場を出入りしていると、ふたたび三度と立花さんと出くわした。
こんなに顔を見るというのは、あいさつをした方がいいものかどうか
と一瞬考える間もなく、風のように神出鬼没で消えて行かれました。
人生はタイミングであります(笑)。
もし縁があるのなら、また機会があると思うことにしております。
立花さんの講演の内容については、
折に触れて書いていくかも知れません。
ということで、ではでは。
Posted on 7月 3rd, 2014 by 三木 奎吾
Filed under: リプラン&事業
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