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似合いすぎのジャズカフェ

1712

土曜日午後の「神楽坂」で見掛けたジャズカフェです。
こういう無国籍文化が、キッチュなまんまで黄昏れている雰囲気(笑)、
やばそうであります。
で、ふとなにやら1950年代風の音楽が街に流れている。
振り返って、その音源の辺りを見回すのですが
どうもそれらしき発信源を確認できませんでした。
しかし、この写真の店、こういうたたずまいのままに
2014年の時空間に存在し続けているのは、いいですね。
バタ臭いけれど、オヤジっぽくて、
不良になりたくてなれないままに、善良仮面の下で
バーボンなんかに酔ってみたいと願っているような中高年の心情。
そういったないまぜのたたずまいが、そのままかたちになっている。
店の前の柱には、「ジャズライブ」のお知らせチラシが貼ってある。
なんという場末感。
でありながら、神楽坂というジャパネスクな街の名。
そういえば「神楽」なんだから、ジャズには縁もあると言えるのかも。
日々の肉体労働に疲れた体に、
独特のリズムとリリシズムで訴求していった黒人霊歌が
ジャズの成り立ちだと言われますが、
神楽というのも、日本的農耕社会での開放空間としての神社境内で
集ってくるひとびとに肉体表現の共感をベースにして
さまざまに「物語って」くれた文化現象だったのでしょう。
東京という、異文化を継続的に受け入れ続けた場所には
こういったバタ臭さを吸収する磁場があるように思います。

さて、本日からは仙台にて新住協の全国大会。
前夜祭から始まる3日間です。
で、そのあと来週早々火曜日には、住まいと環境東北フォーラムの
年に一度の総会。
ということで、わたし、しばらくの間は
札幌を離れて、東北その他にいる予定であります。
と思っていたら、ちゃんと出張中のお仕事も飛び込んできて
ずっとパソコンで通信しながら、進めなきゃならないようです。
ということで、8日間の予定で行ってきたいと思います。
やれやれがんばるぞっと・・・。

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