新年度を迎えて、さまざまな変化が訪れております。
当社ではこの4月から大卒の新社会人が2名、スタッフとして加入しました。
大きな会社であれば、「入社式」とかあって、
いろいろなイベントもやってモチベーションを高めるとかあるのでしょうが、
中小零細出版業としては、創業者であるわたしが会社を、
あるいは社会の中での会社の置かれた位置などの話をじっくりとする、
そんな機会を設けてみました。
で、本日は中小企業家同友会の「合同入社式」というのがあって、
そちらに参加してもらっています。
小さい会社に入ってくれたのですが、
社会の中で生き抜いていく、働くという意識を強く持って
自分の仕事に真正面から取り組んでいって貰いたいものだと思っています。
しかし、若い人のいちばんの仕事は、そこなのだろうとも思います。
自分が選び取った社会の中のひとつの領域に対して
「真正面から取り組んで」いくというフレッシュな姿勢を見せることなのではないかと。
会社や自分の体験をお話しながら、
わたし自身も、日頃とは少し違う、大きな視点からの見方で再構成している
そんな自分に気付きます。
それこそが、新しい可能性に気付くきっかけになると実感。
一方で、家族も大きな変化が訪れて、
息子は東京の方の大学に進学。
あわただしく決定し、引っ越しまで時間がない中で
ようやくきのう、入学式。
カミさんが出席して、当面の暮らしようも環境が整えられました。
まぁ何十年か前、わたし自身も同じような経験をしたワケで、
いろいろな思いも持つのですが、
子どもたちは子どもたちでそれぞれに歩んでいく道がある。
一方で、送り出した親の側も
大きく環境は変化せざるを得ないことに、いまになって気付く(笑)。
子どもたちという大きな存在が不在になった大きな家、という空間に
まずは慣れる必要がありますね。
それが空洞感になるのか、あるいはすぐに忘れていくものなのか、
2人のこどもを送り出して、はじめて味わう思いです。
さてとりあえずは、「仕事に真正面から取り組んで」いきたいですね。
<写真はほぼ無関係の江戸東京博物館の額絵>
Posted on 4月 3rd, 2014 by 三木 奎吾
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