この神割崎というのは、南三陸屈指の景勝地で、
二つに割れた奇岩の間から荒波がしぶきを上げながら押し寄せる様子は迫力満点。
全国の「白砂青松百選」に選ばれ、例年2月中旬と10月下旬には
ちょうど岩の間から日の出を望むことができます。
岩場にはニッコウキスゲやハマギクなどが多くみられ、
周辺には松林に囲まれた遊歩道があり、
森林浴をしながら海岸風景を楽しむこともできます。
その昔、ここには長清水浜という村がありました。
[神割伝説]
ある日、この浜に大クジラが打ち上げられましたが、
隣の十三浜村との境がはっきりしていなかったため、
クジラの取り合いから両村には争いが起こってしまいました。
その夜、あろうことか岬がまっぷたつに割れ、クジラも2つに割られてしまいました。
両村の人々は神様が岬を割り、いさかいの仲裁をしたのであろうといって、
以来この岩の割れ目が村境となったと伝えられています。
今でも、石巻市との境界になっています。
という名勝地であります。
まぁ三陸海岸は至る所で素晴らしい絶景ポイントがありますが、
こちらは、かなりの究極ポイントだと思います。
海の色も、だいぶ明るくなってきまして、
季節の良い時期にはたまらないビューポイントですね。
でもまぁ、花よりも団子(笑)。
わたし、これには目がない方なんですね(笑)。
先日の宮城県石巻市北上町訪問の時の昼食であります。
地元の建築家・佐々木文彦さんの最新の住宅を見学させていただいた後、
神割崎にあるレストランで食べた次第。
わたし、年の割(61歳)には髪の毛はふさふさとしておりまして、
まだあんまり白髪も出てはいない。
それって、食生活の嗜好として海草が昔から大好きだと言うことが
関係しているのかもと思っています。
海草を食べているとなんとなく幸せになる性格をしているのです。
で、やはり海の近くに行くと
そういうモードがもっと全開になりまして、
ついついそういうメニューを探してしまいます。
しかしまぁ、それにしてもたっぷりと、これでもかの
海草てんこ盛りで、麺はまったく顔を出しておりません。
震災から2年以上経過して、ようやくごく普通にこういうメニューも出てきます。
もっと多くのみなさんが、三陸の良さを確認に訪れて欲しいと思います。
Posted on 5月 23rd, 2013 by 三木 奎吾
Filed under: おとこの料理&食
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