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ふるさとの風景

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わたしは北海道空知郡栗沢町の生まれなんですが、
最近の市町村合併で、いまは岩見沢市になった、とごく最近聞きました。
というのは、ご覧の写真のワイナリーに先日、訪れてから。
3才までのふるさとなので、あまり記憶はありません。
しかし、たとえば、夏の日射しを厳しく浴びた土の色とか、
冬前の野焼きする焼ける草の臭い、などというような
いわば感覚脳の領域では、鮮明な記憶があるようです。
そんな記憶を、このワイナリー周辺では強く記憶再生してしまった次第です。
生家からごく近く、やはりそういう記憶感覚の中にいる自分を発見します。
ということなんですが、
でも、よく考えると、このワイナリーの建築が媒介している気がします。
このワイナリーの建物は、小樽にあった倉庫建築を移築してきたものだそうです。
こういう移築再生では、やはり地元の武部建設さんがお手の物。
古い雰囲気をほぼイメージ的には完全に再生させながら、
建築としては、構造的にも、断熱気密的にも
最先端の技術レベルで、建てられています。
古さを持った建築には、ひとびとの、それぞれの生きてきた記憶脳に
訴求するような、ある、強烈なメッセージ力があるのではないでしょうかね。
わたし自身、この建物とはなんのゆかりもありませんが、
前記したような、記憶が激しく揺さぶられるような思いを抱いたのでした。
っていうようなこともあって、
つい、ワインを3本も購入してしまいました(笑)。
ふるさとにほど近い、こういう場所で、
生き抜いていこうという人に接していて、
とても親近感を抱いてしまったと言うこともあります。
まぁ、でも、それよりは単純に、おいしそうだったと言うことなんですね(笑)。
こんど、大勢でパーティする機会でもあったら、
ぜひ、味わってみたいと思ったわけなんです。
みなさんも、一度、行ってみてください。とても素敵な建築でしたよ。ヴィアグレスト宝水。
場所は、道道三笠・栗山線を栗山方面から走ってきて、
上志文を過ぎ。毛陽への信号も過ぎて行くと、
両側に山が連なる沢のなかに入ってきます。
右手に「雉が森カントリー」をみてすぐの左の山裾に、
ぶどう畑が広がっているのがわかります。
そのぶどう畑を上から見下ろすように、
計画されたワイナリー、です。(武部さんのHPhttp://www.tkb2000.co.jp/takebe/より)

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