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オージー向け別荘タイプ投資物件

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このコンクリート住宅は、オージー企業の投資物件。
敷地が約70坪ほど、延べ床は30坪内外と思われました。
コンクリート打ち放しのシンプルなボックス。
手前側の大開口が、2層分の高さに渡って大きく開いています。
この建物は、わたしたち北海道の建築技術の先端グループの企業による建築。
こういう開放的なデザインを、寒冷地であるニセコで
長期的な資産価値を損なうことなく、
投資に見合う耐久性能とデザインを持たせているというのがポイント。
オーストラリア人や、香港などの投資家にとっては、
投資金額本体の回収は、数年で完了させられ、しかも、
ニセコヒラフという魅力的なスキーリゾートが世界的に価値が高まっていけば、
売買による投資利益も期待できるものになります。
そして、ニセコヒラフが世界のリゾート地間の競争の中で
ほかとは違うユニークな存在にしたいと考えるときに、
かれらオージーたちにとっては、
この建築が、インターナショナルにわかりやすく、
しかも「現代日本的」なデザイン性を訴求するものである必要があります。
そういう視点で見たときに、このコンクリート建築は
十分にその用を満たして、さらに超えるような魅力を持っている、と語っていました。
わたしたちにしてみると、この建築はインターナショナルには思えますが、
日本的、と言われると、やや場違いな感じを否めません。
しかし、ディテールには随所に日本的なテイストは感じられましたし、
建築としての性能、ということで考えれば、
寒冷地住宅技術では、まさに世界の最先端とまったく遜色はない。
そもそもインターナショナルな感覚に一番近い日本といえる北海道が、
現在生み出し続けている建築デザインにそういう側面があるのだ、
とも言えるのかな、という印象を持ちました。
確かにこの建物は寒冷地住宅としての性能要件は
ほぼ、今現在の日本と世界の技術の最高水準に近く、また、デザイン面でも、
インターナショナルと日本文化の融合的な北海道の感覚をあらわしているとも言えます。
壁厚なんと、380mmという2層構造のコンクリート外断熱の性能とデザインは
世界の投資家にとっても、たいへん強いメッセージを伝えるものだと思います。
そういうことで、北海道以南の日本よりも前に、
海外のシビアな選択眼・審美眼が
北海道の住宅建築の真の価値を見いだしてくる、
きっかけを与えるのではないかと思います。
そうした意味から、こうした海外からの投資の動きを、
北海道の企業家はもっと着目すべきだと思われてなりません。

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