来週は月曜日から木曜日まで出張の日程。
それまでにかたづけなければならない要件はあるのですが、
なかなか遅々として進みません(泣)。
最近、かかっている病院が2種類あって、
札幌にいる間にそれぞれ対応しているのですが、
スケジュールがなかなかうまくいかない。
まぁ、どちらもすぐにどうなるというものでもないので、
ほっとくという手もあるのですが、
やはり息子の盲腸騒ぎや、友人たちのあれこれの病気の話などを見ていると、
おかげさまで大きな問題の出ていないうちに健康管理をしっかりしなければ、
とも痛切に思う次第。
なんですが、閑話休題。
ここんところ、またヒグマの話題が出てきています。
ひとつは秋田の事件。
こちらはなんともまぁ、ずさんな管理実態のようで
お気の毒に2名の方が被害にあわれてしまった。
で、もうひとつは札幌の藻岩山周辺でのヒグマ騒動。
こちらは、人を怖れなくなっている世代の野生のヒグマのようで
どうもまことにあぶない話になってきている。
昨年の秋にも札幌市内をヒグマが出没しているという話題があり、
札幌市としてはかれらを威嚇して人間居住区に立ち入らせない方針で臨んできた。
ところが今回は、かなり人里を怖れない様子の行動だったようで、
地元猟友会が発見して射殺した。
それを地元テレビ局が生々しく報道したそうです。
で、地元・北海道新聞のWEB記事。
札幌のヒグマ駆除 市役所に抗議60件
(04/21 07:00、04/21 11:00 更新)
20日朝、札幌市南区藻岩下の民家近くにいたヒグマ1頭を北海道猟友会のハンターが猟銃で駆除したことに対し、札幌市役所に同日、60件近い抗議が寄せられた。
ハンターは午前6時10分ごろ、民家から約20メートル離れた林の中にいるヒグマを発見し、射殺した。その後、同市環境局みどりの活用担当課には「なぜ、発見後すぐに殺したのか」「山に返せば良かったのに」などの抗議の電話が相次いだという。
一部の民報テレビ局が、昼のニュースなどで、クマが撃たれて地面を転がる生々しい場面を放映したため、抗議が殺到したとみられる。同課は「人を恐れないクマで、付近に小学校もあることから、危険性が高いと判断し、やむなく駆除した」と駆除に理解を求めるとともに、テレビ局に射殺した場面の放映自粛を要請した。
駆除されたクマは解剖の結果、推定2、3歳の雄で体長約135センチ、体重約120キロだった。
ということだそうであります。
動物愛護の精神からの見方も理解できるのですが、
一方で、ヒグマに効果的に人里の危険を知らしめるには
やはり射殺もやむを得ないのではないかとも思う次第。
ヒグマの生態に詳しい人からは、人間界とヒグマ界の了解領域問題が
最近ふたたび臨界ゾーンに入ってきているという警告もあります。
坊主は、自然豊かな高校に通っておりますが、
そこでもこの問題は発生している。
日本人というのは、猛獣に対する危険感覚が世界中で一番薄い民族であるという
歴史学者の先生のお話もあります。
大陸から早くに海で分かれた国土なので、
猛獣との相克経験が民族的に少ないのだそうです。
まぁでも北海道は、やはり少し大陸に近い常識感覚だと思うのですが・・・。
日本人の「世論分裂」、こういうところでも出ていますね。
Posted on 4月 22nd, 2012 by replanmin
Filed under: 状況・政治への発言