いつかそのうちに出てくるだろうと思っていたニュースが出ていた。
Facebookへの違和感についてです。
ネットは匿名という常識を打ち破ったFacebookというのは
確かに面白いサービスだと思うのですが、
ものごとには、必ずこういった修正意見が出てくるものなんですね。
以下のようなことです。
ジャストシステムは4月5日、「Facebookの利用状況に関するアンケート調査」の結果を発表した。Facebookユーザーの約7割がストレスを経験したことがあるという。
Facebookを利用していて、何らかのストレスを感じたことがあるかという問いに対し、「ある」「時々ある」「まれにある」と回答したのは68.4%で、約7割を占めた。ストレスとして、友人や知人のFacebook上での振る舞いに対し、「違和感を抱いたことがある」と回答したのが34.4%となっている。
その理由として、「無理に作っているような感じ」「ネットと現実での振る舞いが全く違う」「自分を良く見せようとしている」「キャラを作っている」など、実際とは違う、理想の自分を演じている友人や知人に違和感を抱いたとの回答が多かったという。
「上司・先輩などからの友達リクエスト」には、31.0%が「承認したくないが承認せざるを得ない」と回答し、「絶対に承認しない」という回答も12.0%あったという。
調査は3月29~30日にFastaskのモニタのうち、近畿地方に在住の男女15~59歳のFacebook利用経験者を対象に行った。
っていうことであります。
わたしもFacebookユーザーではありますが、
まさか、スタッフに友だちリクエストは出さない。
まぁごく控えめに利用しているユーザーと言えると思います。
ブログなどでは、きちんと「何をどう書くか」を考えながら書かなければなりませんから
書いているウチに、正直に自分というものに向き合わざるを得なくなる。
ところが、Facebookでは、どうも見ていると発言内容が断片的すぎる。
で、この調査の通り、「あれ、このひと、こんなに立派なひとだったっけ?」
っていうような疑問符が、申し訳ないけれど
ずいぶんと頭のなかをグルグルと行きつ戻りつしてしまうのですね。
って、これは特定の人のことを書いているのではありませんから
けっして誤解のないように。
あくまでも一般的な傾向として、こういう傾向があるのではないかと思うのです。
それと「友だちが5000人」とか、自慢そうにしているケース。
現実世界でそういう人間って、まずあり得ないですよね。
そういうのを「友だち」とはいわない。
で、大体、日本ではFacebookって、昔の「自己啓発」系の匂いがプンプンしてきている。
若い年代のみなさんは、ソーシャルネットワークとしての利用の仕方が
友人関係としても育っている部分があるのだろうと思うのですが、
私たち年代では、そういうのは上記のようなウソくささがつきまとってくる。
Facebookで知り合って、意気投合するなんて、
逆にリアルの世界観はいったいどうなっているのだろうと疑ってしまう。
なので、最近はごく閉じられた集まりくらいしか、興味がなくなっています。
人間、知り合ったって、そうは人間性まで分かりあえることは少ない。
アメリカのような多民族社会ではないのだから、WEBでの人間関係なんて
本質的にはありえないのではないでしょうか?
まぁとりあえず、友だち5000人とかだなんて、やめませんか?
Posted on 4月 6th, 2012 by replanmin
Filed under: Mac.PC&DTP