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現代日本の病因

病因、というか、なんなのか?
最近の日本社会は、とくに不景気になってきて
政府支出による「エコポイント」などが象徴的ですが、
やたらと「書類主義」の蔓延がはびこっています。
先日のブログでも、日本の官僚組織の成り立ちの最初から
「文書主義」というのは徹底していて、というお話を書いたのですが、
この傾向は、しかし、洋の東西を問わないようなのですね。
Appleの協同創設者、スティーブウォズニアックさんの
インタビュー記事を見ていたら、
一時期の倒産寸前だったAppleでは、そうした傾向が顕著だったようです。

ウォズ 会社が大きくなると、なにをするにも動きが遅くなる。
そして確実な成功を求められる。
アップルにだって、何をするにも40ページもの
書類を提出しなくちゃいけなくなった時代があった……。
でもそれじゃだめだ。
社員から最大限の結果を引き出したいなら、
彼らが仕事に対して“個人的に重要な意味”を持てるようにしなくちゃいけない。

まったく、現代の日本社会のダメさを
端的に表している言葉だなぁと実感しています。
補助金の申請や、その結果報告書等など、
わたしはそういう作業から一切遠ざかるように生きておりますが(笑)
あのストレスというのは、息が詰まってくる。
文書主義は文書主義で独自の世界があるので、
現実世界の認識とは関係なく、一定の法則ルールが存在する。
それを、後生大事に抱きかかえているのが、その道のプロなのだ、
といったような考え方まである。
まぁ、閉口させられるわけですが、それはそれしか方法がない、
というような理由も確かにあるわけですが、一般生活実感からはほど遠いし、
いわんや、創造的仕事とは間違っても言えない。
しかし、ああいうことに適した人材育成という目的性も、実は現代の教育にはある。

こういう病理から、脱却することは
まぁ、たぶん永遠に出来ないでしょうが、
「合理主義」というもので、なんとか、克服できないものか?
そんな強い思いを持っております。

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