東京で参加している印刷関係のイベントセミナーで紹介されたチラシのお話。
って、いっても巨大でして、なんと、新聞全面の2倍の大きさ。
ご存知、ディズニーランドが折り込んだチラシで、
名古屋地区に集中させた広告作戦だったそうです。
これを見た人は、きっとびっくりしたでしょうね。(笑)
表側が、ディズニーランドのイラストマップになっている。
裏面には、こちらにはディズニーランドのキャラクターが全員集合している。
これを新聞に折り込んだそうですから、
当日の新聞は、新聞よりも厚い1枚のチラシ、ということだったろうと思います。
わたし自身は、どうもディズニーランドのような人工的な
娯楽施設、というものに食わず嫌いなところがあって、
家族でもなるべく話題が出ないようにしているタチなんですが、
そういうお父さんは、これにはやられた、って閉口するでしょう。(笑)
このチラシは、たぶんほとんど捨てられることはないのではないか。
きっと、居間ではないまでも、相当多くの子ども部屋には張られただろうと思います。
たぶん、相当の家庭普及率(?)だったでしょうね。
インターネットが普及してから、いろいろな変化が起こってきていますが、
そのなかで、チラシは数少ない伸びているメディア。
こういう作戦を考えるまで、元気のいい状況だ、ともいえますか。
しかし、新聞や出版全体では、いろいろ厳しい状況が進行していることを実感します。
出版社で、最大の売上規模を誇っていた講談社では、
最高売上期から、直近では、なんと3割近いダウンなんだそうですね。
東京で、いろいろなみなさんの話を聞くと、
地方で断片的に入ってくる情報の裏側、というか、
その背景のようなものがより明瞭に理解できますね。
地方零細出版が、今後どうやって新たな展開を模索していくか、
課題がたくさんのお土産になりそうな、出張に来ております。
でも、このチラシじゃないけれど、活性化へのヒントはたくさん出てきていると思いますね。
<写真は羽田空港での無線LANからいま、変更をアップしている様子。
無線LANって、緊急の時でもホント、便利ですね。感心感心。>
Posted on 2月 9th, 2007 by replanmin
Filed under: Mac.PC&DTP
先日は有難うございました。早速、新聞折込広告の特長の一つをご紹介いただき有難うございます。小学生に尋ねたある調査の中で「身近な広告は何ですか?」という問いに「毎朝、お母さんが見ているチラシ」という回答が多かったという結果がありました。日本における新聞の普及は大したものです。が、「情報が無料」という考えが蔓延する中、若者が新聞を購入しなくなってきているのも現実です。折込広告を扱っている私らからは新聞は包装紙であり、折込広告がディズニーのように興味深いものであれば、逆に折込広告を見たいために新聞を購入するようにもって行きたい少し考えております。また、機会がございましたら、お会いしましょう。鍋島
鍋島様、コメントありがとうございます。
大変有意義なお話を聞かせていただいた上、こうしてコメントいただき感謝いたします。セミナー以来、知り合いになった方と意見交換をしたいと思っていますが、なにせ、あっちこちと飛びまわる毎日でして、ゆっくり相談内容をまとめることもままならない状況です。
出版広告の危機突破のために、やれることには取り組んでいきたいと念願しています。また、ぜひお話しできる機会があればと思っています。その折にはどうぞよろしく。